横澤夏子、寝かしつけで「早く寝て!」と叫んでいた自分に伝えたい

子育て中の親にとって、1日の最後の難関ともいえる寝かしつけの時間。8か月の次女をおんぶして、2歳の長女を抱っこしながら、左右に揺らす“人間シーソー”をしていても全然寝てくれません。仕事で疲れた体にはつらく、イライラして、「早く寝てー!」と大声で言ってしまうことがあります。これがとてつもない逆効果で、ますます子どもの目はさえてしまうのです。

なぜイライラしてしまうんだ、と寝かしつけながら考えたことがあります。「寝かしつけたら仕事や家事などやりたいことがあるから」。これが、子どもが寝てほしいランキング第1位に輝きました。やりたいことがある。やっと私の自由時間になる。寝てくれないとその時間が短くなってしまう。だから、「早く寝てー!」と怒ってしまう。自分の中でやっと整理がつきました。

暗くて静かな環境だからこそ

待てよ? この考えに行き着いたのも、今この寝かしつけの時間で考え事をしたから。考え事に持ってこいの時間だと気付いたのです! 普段考え事をせずに毎日が過ぎてしまって、あぁ考えておけばよかった、なんてことが多い私。寝かしつけはスマホの明かりも大敵です。だからスマホも使えない。暗くて静かな環境は考え事にぴったりです。決まり事は、深いことを考えない。すごく落ち込んでしまう可能性もあります。どうでもいいことをゆる〜く考えます。例えば、明日の服なに着ようかなとか、保育園の連絡帳になに書こうかなとか。こういう人生プランいいなーとかも。

先日は、自分が1週間湯船につかれなかったことについて考えていました。子どもと一緒だと、バタバタしていて頭も体も洗った気がしない。そして湯船にじっくりつかりたい。そうだ、夫が休みの土日に子どもが寝たら、浴室の鍵を閉めて電気を消して、高級バスソルトを入れて1時間たっぷりつかろう。その1時間のことを「箱根」と呼ぼう。そんなことを夫に伝えると、「2時間コースは熱海と呼ぼう」という案をもらいました。寝かしつけの時間がなかったら、夫に「今日も湯船につかれなかった! あなたはいつもゆっくりつかれていいわね!」なんて強く言ってしまうところでした。

寝かしつけの時間は考え事をする時間。子どもが寝なければ永遠に考え事をすることもできます。そんなことを考えていると意外にスッと寝てくれる夜もあります。「考え事したかったのにー!」と思うほどです。やらなきゃならないことや、1週間の献立などを考えていると、つまらなくなって寝落ちしてしまうこともしばしば。テーマ選びは慎重にしますが、自分にとって嫌な時間がガラッと変わりました。「どんなことを考えようかな」と思いながら、今夜も2人の子どもと寝室に向かいます。

◇ ◇ ◇

「子育て応援団」のコーナーでは、子育て支援の専門家や医師、タレントらがリレー方式で、働きながら子育てをするママやパパに向け、元気が出るメッセージや日々の暮らしに役立つ知識を盛り込んだコラムを掲載します。

あわせて読みたい

子育て相談コラムを担当するタレントの横澤夏子さん
横澤 夏子(よこさわ・なつこ)
タレント

1990年生まれ。新潟県糸魚川市出身。吉本興業の養成所「NSC東京校」に15期生として入学。2児の母。身近にいる様々な女性を観察して作った細か過ぎるモノマネ芸「ちょっとイラッとくる女」シリーズや「トゥーマッチな音楽の先生」で注目を集める。『R-1ぐらんぷり』では、2016年から2年連続で決勝に進出。著書に「追い込み婚のすべて」(光文社)がある。

Keywords 関連キーワードから探す