40代の管理職「年上の部下」への接し方で悩む

読売新聞夕刊の「OTEKOMACHI」のページと連動し、「モヤモヤ・健康編、働き方編」として、働く女性の仕事や健康に関する悩みに専門家が答えます。

40代の管理職です。「年上の部下」への接し方で悩んでいます。経験豊富な人なのですが、指示をあまり聞き入れてくれません。年長者として、若手社員をサポートする役割も果たしてほしいのですが、どうしたらよいでしょう。

積極的に意見聞く

役職の上下関係はあっても、部下からすれば「自分の方が年上」というプライドがあることは理解しておきましょう。その上で、自らの接し方に、改善する点がないかどうかを振り返ることが大切です。

例えば、「威厳を示さなくては」と思うあまり、気負っていませんか。役割としての管理職を地位や偉さと勘違いしてしまうと、ついつい、“上から目線”になりがちです。そんな態度を感じると、相手は心を閉ざしてしまい、結果的に指示が通りにくくなります。

極端にへりくだる必要はありませんが、普段から「経験者の意見を聞きたい」というように、積極的にコミュニケーションを試みてみましょう。「自分の考えに耳を傾けてくれたんだから、今度は向こうの意見も聞いてみようか」と思うのは人情です。

若手のサポートに積極的でないのも、「張り切ったら余計なお世話になるかも……」と尻込みをしているからかもしれません。「後輩を教育してほしい」とあいまいに指示するのではなく、伝えてほしい知識や技術、期待している役割を具体的に示してはどうでしょう。

成果に対しても、「ベテランだから、できて当然」とは思わずに、「ありがとうございます」と感謝の気持ちを口にすることが大切です。(産業カウンセラー・田中淳子さん)

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田中淳子
田中 淳子(たなか・じゅんこ)産業カウンセラー

1963年生まれ。人材育成の専門企業「トレノケート株式会社」で、新入社員から管理職まで、幅広い年代の研修業務に携わる。職場におけるシニアの活躍支援にも力を注いでいる。著書に「事例で学ぶOJT」(経団連出版)など。

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