肩こりで頭痛や吐き気がする日も…予防・治療法は?

読売新聞夕刊の「OTEKOMACHI」のページと連動し、「モヤモヤ・健康編、働き方編」として、働く女性の仕事や健康に関する悩みに専門家が答えます。

30歳代、肩こりがひどくて悩んでいます。仕事はデスクワークが中心で、帰る頃には肩や背中が重かったり、痛かったりします。頭痛や吐き気がする日もあります。コロナ禍でマッサージに通いづらく、市販の貼り薬を使ってしのいでいます。予防や治療法を知りたいです。

全身運動を定期的に

肩こりは、首の後ろから肩、肩甲骨周辺にかけての緊張感や不快感のことで、頭痛や吐き気、めまいなどを伴う場合もあります。

長時間、同じ姿勢でパソコンを使用したり、手を上げた姿勢で作業をしたりすると悪化します。睡眠不足や精神的緊張、更年期、眼精疲労なども悪化要因です。

特に女性は、首の周囲の筋肉が弱く、本来カーブを描いている首の骨が真っすぐになっている方も多くいます。そのため首や肩に負担がかかりやすく、男性より肩こりになりやすいとされています。

予防には、〈1〉作業中に休息をとり、肩や首をゆっくり大きく回す〈2〉深呼吸をする〈3〉温める〈4〉軽くマッサージをする〈5〉しっかり睡眠をとる〈6〉ストレス解消に努める――などを心がけてください。

ウォーキングなどの全身運動を定期的に行うのも効果的です。皮膚のかぶれに注意して、貼り薬を使用するのも良いでしょう。

肩こりが長く続く場合や、首や肩の強い痛み、腕のしびれなどが出てきた場合は、整形外科を受診してください。状況に応じて、鎮痛剤などの処方や、神経ブロック注射などを行う場合もあります。こうした治療は一定の効果はありますが、肩こりとはある程度、付き合っていくという気持ちで過ごしてください。

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松本守雄
松本 守雄(まつもと・もりお)
慶応大医学部整形外科 教授

1986年、慶応大医学部卒。同大医学部整形外科准教授などを経て、2015年から現職。昨年からは慶応大病院長も務めている。日本整形外科学会、日本脊椎脊髄病学会、日本小児整形外科学会などに所属。

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