費用は?相性は?初めてベビーシッターを頼む前に確認したいこと

4月に復職した方は1か月がたち、お子さんも保育園に慣れてこられたことと思います。そろそろ急に熱が出て、保育園から呼び出しがあった方も多いのではないでしょうか。ベビーシッターを利用しようと考えている方に事業者を選ぶときに気をつけるポイントをお伝えします。

ケアを頼むことを不安に感じている方もいらっしゃると思います。どのような人がケアしてくれるのかを知ることが大切です。私は育児・家事代行サービス会社を経営していますが、業務委託をしている2人を例に挙げてみます。

Kさん(53)は、出産を機に専業主婦になりましたが、その後、再び働きながら3人の子どもを育てました。仕事と子育ての両立に苦労したこともあり、同じ悩みを抱えた親の役に立ちたいと考え、ベビーシッターになったとのことです。担当するお子さんは、年齢や性格もさまざま。それだけに、一人ひとりに合わせた接し方を考えています。

ある4歳の女の子を保育園に迎えにいったときのこと。オシャレが大好きなお子さんだったので、黒い小さなリボンのついたバレッタ(髪留め)をつけていきました。すると女の子はすぐに気づいてくれ、「今日はリボンをしているのね!」と大喜び。そんな小さな気遣いが、心を通わせるきっかけになっています。

Oさん(62)は、母親が中学校の教師として働いていたため、幼少時代は「子守りのお姉ちゃん」、今で言うベビーシッターのお世話になっていました。その恩返しのような気持ちで、仕事に向き合っているといいます。大切にしているのは、「自分のやり方を押し付けない」こと。常に親の意向を最優先しています。

お子さんに対しても、「どれで遊びたいのかな?」などと問いかけ、様子を見ながら対応しています。きょうだいでけんかをした際には、膝枕をして優しくフォローしたことも。「おおらかに接してもらえてありがたい」と、ご両親ともよい関係が築けています。

事前の面談で相性確認を

このように、いろんなタイプのベビーシッターがいます。どの事業者を利用するにしても、可能であれば、利用前に面談を行い、ご自身やお子さんとの相性を確認することをお勧めします。面談の際には、気になることを質問してみてください。お子さんへの接し方や反応も見るとよいですね。

ベビーシッターの利用をためらう理由としては、費用面も大きいでしょう。利用料金の補助制度を設けている自治体や企業も増えているので、調べてみましょう。そして、どの程度の頻度でどんな時に利用するのがよいか、ご夫婦で見通しを話し合ってみてください。

私の会社を例にすると、利用頻度は週1回、2~3時間が多いようです。コロナ下でテレワークが中心だった時期は、夫婦とも在宅勤務で会議が重なった時間帯に利用するケースもありました。多くの事業者は、利用の申し込みの際にお子さんの状況を伝えるリストを用意していると思いますので、アレルギーの有無や「テレビは見せないで」「好きな遊びはこんなこと」など、詳しく書いておくことで、円滑なサポートが得られると思います。

ベビーシッター業務に加えて、家事代行も行っている私の会社では、お子さんが0歳の時から高校卒業までサービスを利用する家庭も少なくはなく、もう親代わりや、ゆるやかな親戚とも言えます。

事業者を選ぶ際には、ベビーシッターへの信頼性も重要です。共にお子さんの成長を見守り、苦しみや喜びに寄り添う心強いサポーターにもなり得ますので、じっくりと探してみてください。

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「子育て応援団」のコーナーでは、子育て支援の専門家や医師、タレントらがリレー方式で、働きながら子育てをするママやパパに向け、元気が出るメッセージや日々の暮らしに役立つ知識を盛り込んだコラムを掲載しています。

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