手書きをする機会が減り、「字が下手で恥ずかしい」という人は多いでしょう。でも、デジタルの時代だからこそ、ビジネスシーンや人付き合いで、手書き、ひいては美文字の価値が高まっています。ペン字講師の萩原季実子さんは、誰でも簡単に美文字が書けるようになる30の法則があると言い、ルールの一部を紹介してくれます。ビフォー、アフターで変化をチェックしてください。
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意外と盲点なのが、「数字の書き方」。
住所や電話番号、伝票など、数字を書くシーンは多いのに正しい書き方を知らない人が多いのです。数字は、番号や金額など、正しく伝わらないとトラブルになるので、特に「読みやすさ」が重要です。
ポイントは、書き始めと書き終わりをしっかり止めること。
たとえば、書き終わりの力を抜いてしまうとハライに似ているので、「1」がカタカナの「ノ」に見えたり、「7」がカタカナの「ク」に見えたりします。線を止めることで、分かりやすく区別ができます。
さらに、数字同士は同じ高さにし、斜めに揃えましょう。大人っぽい漢字やひらがなと並んだ時に、斜めに書いた数字のほうが相性よく、文章全体のバランスが美しく見えます。
高さを揃えて、少し斜めに倒すとたちまちキレイ!
ビフォー 高さがバラバラ
アフター 高さが一定
数字だけなら、直立している字もきれいだが、大人っぽい漢字やひらがなと一緒に使う場合は、数字を斜めに書いたほうが違和感なくなじむ。
※この記事は「簡単ルールで突然、美文字が書ける」(ダイヤモンド社、税込み1430円)の一部を再編集しています。

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