30代で増えた白髪が気になり抜いています。防ぐには?

読売新聞夕刊の「OTEKOMACHI」のページと連動し、「モヤモヤ・健康編、働き方編」として、働く女性の仕事や健康に関する悩みに専門家が答えます。

30歳代になり、白髪が気になってきました。抜いていますが、このままどんどん増え続けるのではないかと不安です。30歳代から白髪が多くなるのは、普通でしょうか。黒髪に戻す方法はないですか。食生活や生活習慣を改善して白髪の増加を防ぐ方法があれば、知りたいです。

ビタミンB群 効果的

頭皮に埋まった毛根の膨らんだ部分(毛球部)に、毛髪のもとになる細胞があります。同じ場所に黒色のメラニン色素を作る細胞もあり、毛髪に黒い色素を供給しています。色素を作る細胞が何らかの理由で減少したり働きが悪くなったりすると、黒い色素が供給されなくなり、白髪になります。

日本人女性では、30歳代後半までに2人に1人に、50歳代ではほぼ全員に、白髪がみつかります。白髪になりやすい人に共通の遺伝子も見つかっていますが、原因はそれだけではありません。加齢とともに色素を作る細胞の働きが弱くなり、数も減少するため、年をとると白髪が増えるのも自然な流れと言えるでしょう。

白髪を抜く人もいますが、抜いた部分からまた白髪が生えるので有効ではありません。過度のストレスや必要以上のパーマは、毛髪を傷つけて白髪の原因になることもあるので注意が必要です。

現時点では、白髪になった髪を黒く戻す方法はありません。ただ、白髪を増やさないためには、青魚や豚肉、貝類に含まれるビタミンB群をとる食生活が良いとの報告があります。また、頭皮のマッサージも血流が増加するので効果的と言われています。気になる場合は、毛を染めるのも良いでしょう。(なごみ皮ふ科院長 斉藤典充さん)

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斉藤典充
斉藤 典充(さいとう・のりみつ)
なごみ皮ふ科院長

1993年、北里大学病院皮膚科入局。国立病院機構横浜医療センター皮膚科部長、横浜労災病院皮膚科部長などを経て、2020年から現職。専門は脱毛症など。NPO法人 「円形脱毛症の患者会」の理事も務めている。

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