管理職昇進を打診され「自信がなく不安」、引き受けるべきか

読売新聞夕刊の「OTEKOMACHI」のページと連動し、「モヤモヤ・健康編、働き方編」として、働く女性の仕事や健康に関する悩みに専門家が答えます。

30代後半の会社員です。上司から、管理職への昇進を打診されました。これまでの業績が認められ、うれしいのですが、部下を束ねてリーダーシップを取れるのか自信がなく、不安です。引き受けるべきか悩んでいます。

後輩のためにもぜひ

おめでとうございます。今後の活躍を期待されているのですね。ぜひ引き受けてください。自信がない人ほど、よいリーダーになれるからです。

今の職場のリーダーには、「私について来い」というタイプの人が多いかもしれません。部下より経験も知識も豊富で、みんなを引っ張っていくようなリーダーです。これからは、自分より優れた部下の強みをうまく生かせるような「縁の下の力持ち」的なリーダーが求められると思います。

育児や介護などの事情を抱えた社員やシニアが増えるなど、人材の多様化が進んでいます。彼らが抱えがちな不安を理解し、前向きになって力を発揮できるように働きかけるリーダーが必要です。不安のある人ほど、彼らの気持ちをよく理解でき、多様な組織を運営管理するのに向いています。

昇進すれば、様々な経験を積めます。自分で決められることが増え、幸福感が高まります。今後の異動などキャリアの選択肢も増えます。昇進を断った場合、「仕事に消極的だ」と思われたり、自分より能力が優れていない同期や後輩が昇進したりするかもしれません。「女性が断った」というイメージもつきやすいので、後輩のためにも、チャレンジしてください。(ワークシフト研究所社長 小早川優子さん)

あわせて読みたい

小早川優子
小早川 優子(こばやかわ・ゆうこ)
ワークシフト研究所社長

1973年、東京都生まれ。外資系金融機関に計約15年勤務し、役員秘書や経営企画、マーケティングなどを経験。2015年にワークシフト研究所を設立し、社長を務めている。女性管理職やリーダーの育成、企業の働き方改革を目的としたコンサルティング、教育トレーニングサービスなどを提供し、累計2万人を指導した。著書に「なぜ自信がない人ほど、いいリーダーになれるのか」(日経BP)。3児の母でもある。

あなたのモヤモヤ、

専門家に相談してみませんか?
相談はこちらから

相談募集中

Keywords 関連キーワードから探す