コロナ禍で不眠、飲酒増え気持ちが落ち込むことも

読売新聞夕刊の「OTEKOMACHI」のページと連動し、「モヤモヤ・健康編、働き方編」として、働く女性の仕事や健康に関する悩みに専門家が答えます。

30歳代、一人暮らしです。コロナ禍で、仕事はテレワーク。ストレス発散の場だった友だちとの飲み会も、できていません。一日中誰とも話さないこともあり、気持ちが落ち込むことが増えました。最近は眠れず、飲酒量も増えました。どうしたらいいでしょうか。

生活リズムを維持

長引くコロナ禍で生活環境が変わって、つらいですよね。

在宅勤務で通勤する必要がなくなり、毎日決まった時間に起きなくてよくなると、夜更かしや朝寝坊をしてしまうことがあります。生活リズムが乱れ、体内時計が狂うと、うつ病の発症リスクが高まるとされています。

うつ病は、感情や意欲をつかさどる脳の働きに何らかの不調が生じている状態です。今まで楽しめていたことが楽しめなくなったり、集中力が続かなくなったりします。食欲の低下や、眠れないといった身体症状が表れることもあります。

「気持ちが落ち込むことが増えた」とのことですが、1か月以上、そうした状態が続いている場合は、うつ病の可能性もあります。心配なら、一度、精神科医に相談してみるのもいいでしょう。

飲酒量の増加も気がかりです。特に、寝酒は避けてください。毎日続けていると、入眠作用が弱くなり、ついつい飲酒量が増えてしまう場合があります。

生活のリズムを維持することは、つらい気分を和らげるためにも大切です。毎朝同じ時刻に起きる、毎日散歩をして日光を浴びる、決まった時間に食事をするといったことを心がけてみてください。(慶応大学精神・神経科教授 三村将さん)

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三村将
三村 将(みむら・まさる)
慶應大学医学部精神・神経科 教授

1984年、慶応大学医学部卒。昭和大学精神医学教室准教授などを経て、2011年から現職。専門は老年精神医学、神経心理学。認知症、もの忘れ、頭部外傷、老年期うつ病などの患者さんの診療、研究に従事し、日本うつ病学会理事長も務めている。

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