ハイヒールで親指の付け根が痛い…手術が必要なケースも

読売新聞夕刊の「OTEKOMACHI」のページと連動し、「モヤモヤ・健康編、働き方編」として、働く女性の仕事や健康に関する悩みに専門家が答えます。

ハイヒールが好きです。仕事のときも、休日も履いています。ただ、親指の付け根が靴にあたって痛みます。靴を新調しても、サイズは合っているはずなのに改善しません。やっぱりヒールのない靴を履かないといけませんか。治療が必要なケースもあるのでしょうか。

外反母趾の可能性

足を見てください。親指の付け根の関節が出っ張っていたり、歩くときに痛んだりするなら、外反 母趾ぼし の可能性があります。足に目立つ変形がなくても、関節の中で軟骨同士がこすれ、強い痛みを感じる場合があります。

健康な足は、親指と小指の付け根にあるふくらみと、かかとの3点を結んだ骨格がアーチ状になっていて、地面からの衝撃を吸収し、バランスを取っています。外反母趾になりやすい足は、生まれつき 扁平へんぺい 足だったり、関節が柔らかかったりと、このアーチが崩れやすい形をしています。

親指の付け根に負担が集中するとアーチが崩れ、関節が変形していきます。進行すると脱臼し、関節の痛みは減るのですが、出っ張った部分と靴がこすれてしまい、靴選びが難しくなります。

軽度の場合、ローヒールの靴に矯正用インソールを入れて、アーチを正しい位置に戻すことで進行を抑えられます。ハイヒールを履く場合は、時間を短くし、通勤中やデスクワークの時はスニーカーに履き替えるといいでしょう。

関節が脱臼した場合は、手術が必要です。手術後、3か月ほどハイヒールを履くことはできません。もし痛みが続いているなら、足を専門に診ている医療機関を受診してください。(足のクリニック表参道 院長・桑原靖さん)

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桑原 靖(くわはら ・やすし)
足のクリニック表参道院長

2004年、埼玉医科大学医学部卒業。同大学病院形成外科で創傷治癒学、難治性足潰瘍、フットケアを専攻する。2013年に東京・表参道で足専門のクリニックを開院。専門医師とフットケアを専門とする看護師、インソールを作製する義肢装具士や、歩行改善の訓練を行う理学療法士がチームとなり、足のトラブルに対応している。日本フットケア・足病医学会評議員。著書に「足が痛い 本当の原因はコレだ!」他。

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