東京スカイツリー 空から世界へ二度とないドキドキを発信する

自分らしく生き生きと働く女性たちが、ポジティブな気持ちになれたり、仕事の役に立ったりする「ハッピーアイテム」を紹介します。

箱石結衣子(24)
東武タワースカイツリー 営業本部 営業企画部

2022年は東京スカイツリー開業10周年の節目の年です。「もうスカイツリー上った?」「早く行きたいよね」。中学3年生だった10年前、東京スカイツリーオープンの話題で友達とわくわくしていました。地上450メートルの「天望回廊」を初めて訪れたのは、高校1年生の時。まさか自分がスカイツリーで働くことになるとは思っていませんでした。

コロナ入社を支えてくれた存在

大学時代にアルバイトをしていた都内のホテルで、海外の旅行客から「日本のお勧めの観光地はどこですか」と聞かれることが頻繁にありました。外国人客が日本について楽しそうに話している様子を見ると、日本の魅力をもっと伝えたいと思いました。

就職活動をしているとき、世界中から人が集まる都内随一の観光スポットで働きたいと思いました。東武鉄道沿線で育ったため、東武グループは企業としても身近な存在でした。迷わず、東京スカイツリーを志望しました。

2020年4月1日に入社式を終え、やる気に満ちあふれていましたが、新型コロナの影響で「明日からオンラインで」と出鼻をくじかれました。約2か月の研修は1人自宅で受けることに。思い描いていた社会人生活とはかけ離れた日々が続き、この先どうなるのか不安でいっぱいでした。

緊急事態宣言でスカイツリーは休業を余儀なくされ、いつも観光客でにぎわっていたエリア一帯は閑散としていました。スカイツリー社の一員としての実感を持てずにいる新入社員に、スカイツリーの菓子やグッズが定期的に届けられました。

公式キャラクターのソラカラちゃんはとんがり星で生まれ、空から東京スカイツリーに降り立った女の子。好奇心旺盛で、いつも首からさげた望遠鏡をのぞき、はじめて出会うものにワクワク。入社してから肌身離さず携帯しているのが、このソラカラちゃんのキーホルダー。ソラカラちゃんのスマイルは、「ちゃんと入社して、スカイツリーを盛り上げる一員になった。会社に行ける、がんばろう」と背中を押してくれます。

SNSにスペシャルな写真

営業企画部でイベントや集客のアイデアを練り、宣伝活動も行っています。来館者にスカイツリーを存分に楽しんでもらう部署です。キャラクターグッズなどの知的財産の管理も担当し、「ソラカラちゃんのライセンスを使いたい」「スカイツリーの形の商品をつくりたい」などの問い合わせに対応しています。

スカイツリーのイベント情報などをSNSで投稿するのも大切な業務です。ツイッターとインスタグラムでは、時期に合わせた特別ライティングや「天望デッキ」からの眺望など、スカイツリーならではのスペシャルな一枚を見ることができます。

仕事に慣れてきた入社1年目の11月頃、イベント情報について誤った日付をツイッターに投稿してしまいました。業務が立て込んでいたため、投稿内容をきちんと確認する余裕がありませんでした。それ以降は複数人でダブルチェックをするなど、確認作業を徹底。何よりも、気持ちにゆとりを持って、一つひとつの仕事に臨むように心がけています。

その瞬間の感動を味わってほしい

4階入口フロアから高速エレベーターに乗り込んだ観光客は、約50秒で地上350メートルの「天望デッキ」に到着。東京のパノラマが目に入ると、「うわー」という歓声がフロアに響きます。

眼下に広がる街並み、目の前に浮かぶ雲、差し込む日の光……同じ眺めは二度とありません。スカイツリーは何度上っても、そのたびに新しい感動に出会えます。

高校1年生の頃、母と2人で初めて450メートルの高さに立ちました。天気のいい昼下がり、光に照らされた川面の向こうを指さし、「ねえ、あっちの方が家だね」とさいたま新都心の方へ目を凝らしました。「こんな高さからの景色が見えるなんて」と初めての体験にドキドキしました。たくさんの人に、あのときの感動を味わってもらいたいと仕事に励んでいます。

スカイツリーで働く箱石さん。素敵な眺望を写真におさめ、SNSにアップする業務を担当しています。

(読売新聞メディア局 渡辺友理)

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