パワハラ上司の叱責や無視でメンタル限界…必要な対策は?

読売新聞夕刊の「OTEKOMACHI」のページと連動し、「モヤモヤ・健康編、働き方編」として、働く女性の仕事や健康に関する悩みに専門家が答えます。

職場で上司に大勢の前で叱られたり、 叱責しっせき の後に無視されたりします。従業員は次々と辞めています。上司からは産休などの事情がない限りは辞めないよう言われていますが、過食しては吐くようになるなど心身の限界です。どうすればいいでしょうか。

A:相談または転職を

よく頑張りましたね。まず、自分の努力や忍耐を褒めてあげましょう。上司の言動はパワーハラスメントに該当すると考えられます。威圧的、攻撃的な言動などで精神的、身体的苦痛を与えたり、人前で叱責を繰り返すなどして周囲から孤立させたりするのも、一例です。産休や育休についての強制的な発言も同様です。

自分を追い詰めず、家族や友人などに話を聞いてもらいましょう。同時に、社内にハラスメントの相談窓口があれば、事情を話しましょう。労働基準監督署にも相談できますが、問題を解決する機関ではないので注意が必要です。

記録や証拠のために、上司の言動を日時が分かるように録音、メモしておきましょう。また、過食症状はうつ病の可能性もあるので、病院などで受診しましょう。診断書も記録になります。

ただ、健康のためにも退職と転職をすすめます。本人に代わって、会社に退職の意志を伝えて手続きをする「退職代行」を弁護士に相談するのもいいでしょう。費用はかかりますが、退職後に万が一、上司から接触があっても対応してくれます。パワハラによって退職させられたことが認められれば訴訟も考えてくれます。あなたの健康と将来を親身に考えてくれる相談先を見つけてください。(社会保険労務士 湯沢悟さん)

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湯沢 悟
湯沢 悟(ゆざわ・さとる)
社会保険労務士

1972年、埼玉県生まれ。2002年に湯沢社会保険労務士事務所(東京都中央区)を開業。高難度な労務問題の相談などに応じ、大手上場企業などで、パワハラや人権・コンプライアンスの研修を担ってきた。受講者数は延べ4万人を超える。

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