スノーピーク キャンプも仕事も、たき火でもっと好きになる

ポジティブな気持ちになれたり、仕事の役に立ったり。自分らしく、生き生きと働く女性たちの「ハッピーアイテム」を紹介します。

松田佳子(27)
スノーピーク表参道 副店長

スノーピークはアウトドアのブランドですが、アパレルにも力を入れています。私が勤務する表参道の店では、キャンプでも街でも着られる「スノーピークアパレル」の服を中心に扱っています。

商品一つ一つに、作り手の思いが込められています。「タキビベスト」は消防服などにも使われる燃えにくい素材で、火の粉が飛んできても大丈夫。前面、背面の大きなポケットにキャンプ用品がたっぷり収納できるので「着るバッグ」とも呼ばれています。街で着るときは、財布にスマホ、ノートパソコン、水筒などを詰めれば、手ぶらで歩けて便利です。

コロナ下、在宅時間が増えて人気だったのが、軽量で着心地がよい「フレキシブル インサレーションシリーズ」(インサレ)の服です。ストレッチ素材で丸洗いしてもしわになりにくく、カーディガン、プルオーバー、パンツ、ベストなど種類も豊富です。

大手小町の連載「私のハッピーアイテム」に登場したスノーピークの松田佳子さん

自信を持って商品をおすすめしたいので、タキビベストの端切れをたき火に入れて、本当に燃えにくいかをこの目で確認しました。インサレは数種類を愛用していて、パジャマとして着ると包み込まれるような肌触り、スポーツ着としても快適で、黒のカーディガンタイプは装いを引き締めたいときに使います。私のクローゼットは8割がスノーピークの服です。着心地やおすすめのコーディネートは店のインスタグラムでも発信しています。普段から、チェアやテーブル、キッチングッズ、ランタンなどのキャンプ用品を自宅でも使っているので、様々なシーンでの使用感を自分の言葉で伝えられます。

好きすぎて転職

大学卒業後、別のアパレルメーカーに勤務していましたが、3年前、スノーピークに転職しました。元の勤務先の隣にあったのが、スノーピークの店でした。商品にひかれ、店の人と仲良くなってもっと好きになり、入社してしまいました。「好きな気持ち」は人の心を動かせると思ったのです。

元々、一つの物を長く大切に使い、経年変化を感じ、だんだん自分のものになっていくような服が好きでした。スノーピークでは服もキャンプ用品も全商品「永久保証」なんです。古くなったり、壊れたりしてもできる限り修理して、長く大切に使い続けてもらいたい、サステナブルを大事にする会社の姿勢に共感しました。

ボールは友達

「ぼろぼろになっても、思い入れのあるものは大切にしたい」。そんな私の原点が、5歳の頃、父親に買ってもらったサッカーボールです。幼稚園の頃から20歳までサッカー漬けの毎日を送ってきました。使い込んで表面の革も色もはげてしまって、ぼろぼろですが、人生の大半をともに過ごしてきた友達のようなボールだから、親元を離れた今も、部屋に転がしています。

思えばサッカーが、私という人間を成長させ、作りあげてくれました。チーム競技で思いやりを知り、競い合って負けず嫌いになりました。転校を経験したときはサッカーがあったから新しい環境にすぐになじむことができました。試合で全国を回って目上の方と接することで礼儀を教わり、かけがえのない仲間にも恵まれました。今は、社内の仲間とフットサルを楽しんでいます。

入社直後、死にものぐるいで

今は開催できていませんが、スノーピークでは、スタッフと顧客が一緒にキャンプを楽しむイベントを毎週のように企画、開催しています。キャンプ好きな社員が大半ですが、私は家族でキャンプに行ったことも、テントをたてた経験もありませんでした。

入社直後から、複数のキャンプイベントに参加したのですが、最初は、経験も知識もない、知り合いもいない、不安だけがいっぱい。寝泊まりできるよう会場を作って、お客さまをもてなして、片付けをして……。自分にできることを探して走り回り、疲労困憊こんぱいに。自然が相手ですから、臨機応変に対応する力が試され、まさに死にものぐるいでした。そんなときも、へこたれず続けられたのは、やっぱりサッカーをやっていたからなのかなと思います。

今はキャンプが大好きです。テントも自分でたてられるようになりましたし、友人を連れて行けるようになりました。スノーピークのキャンプでは夜に参加者とたき火を囲むのが恒例です。たき火の力はすごいです。一緒に輪になると会話が弾み、初対面の人でもすぐに仲良くなれます。 お客さまとはSNSで繋がり、日々コミュニケーションをとっています。私が大好きなアイテムをおすすめできて、購入して頂き、喜んで使ってもらっていることがじかに伝わってくることにやりがいを感じます。

お客さまと向き合うのが好きだから、これからも売り場で販売員の一番手を走っていきたい。販売のエキスパートを目指しています。コロナが収束したらキャンプも企画したいです。サッカー好きを集めたキャンプができたら最高です。
(取材・読売新聞メディア局 谷本陽子)

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