女性の抜け毛や髪の分け目が目立つ薄毛…原因と対策は?

読売新聞夕刊の「OTEKOMACHI」のページと連動し、「モヤモヤ・健康編、働き方編」として、働く女性の仕事や健康に関する悩みに専門家が答えます。

30歳代です。先日、毎月通っている美容室で美容師さんから「抜け毛が増えていない?」と尋ねられました。確かに、髪を結んだときの毛の量が減り、分け目が目立つようで薄毛が気になって仕方ありません。原因はどんなことが考えられますか。何か対策はありますか。

A:まず体調整えよう

髪には伸びる時期、抜ける時期を同じ毛穴で繰り返す「毛周期もうしゅうき」があります。健康な状態でも1日70~80本抜けていて、100本以内は正常と考えられています。

「分け目やつむじが気になる」「束ねると10年前の3分の2くらいの量だ」という人は、髪が細くなったり、本数が減ったりする「びまん性脱毛症」が考えられます。いわゆる薄毛です。

原因は様々あります。加齢や貧血、過激なダイエット、出産後、生理不順、頻繁な毛染めやパーマなどによる髪の傷み、頭皮の皮膚病、膠原病こうげんびょうや甲状腺疾患などの病気、治療薬――。精神的ストレスや睡眠不足も影響します。

薄毛が気になったら、まず、体調を整えましょう。美しく健康な髪は健康な身体から作られます。睡眠不足の解消と、たんぱく質、鉄分、亜鉛の摂取を意識したバランス良い食事が大切です。そして自分の肌質や髪質に適したヘアケアやスカルプケアをしましょう。

抜け毛が心配で洗髪が怖くなってませんか? 洗わないでいるとかえって抜け毛が増える恐れがあります。市販の育毛剤は、頭皮の血行を良くし、髪の成長を助けるのが多いです。使用法を守って使いましょう。改善しない場合は、皮膚科専門医へご相談ください。(順天堂東京江東高齢者医療センター皮膚科教授 植木理恵さん)

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植木 理恵
植木 理恵(うえき・りえ)
皮膚科専門医

順天堂大学医学部卒業後、同大学皮膚科学教室に入局、ロンドン大学王立医科大学院皮膚科研修生、順天堂大医学部皮膚科講師などを経て現職。円形脱毛症やびまん性脱毛症などが専門。

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