どこを選ぶべき?つみたてNISAの金融機関選びのポイントは?

前回のコラムで、つみたてN I S Aの商品の選び方のポイントについてお話しましたが、商品選び同様、金融機関選びでもつまずいている人が少なくないのではないでしょうか。そこで、今回は、つみたてN I S Aの金融機関選びのポイントについてお話します。

金融機関によって商品が異なる!

銀行・証券会社・保険会社・投資信託の運用会社など、つみたてNISAを取り扱う金融機関はたくさんあります。しかし、つみたてNISA口座は1人1口座しか持てません。金融機関を変更したいという場合には、1年単位で金融機関を変更することは可能ですが、変更にはかなりの時間と手間がかかるので、金融機関は慎重に選びましょう。

金融機関によってサービスの内容は異なりますが、一番注意したいのは、金融機関によって取り扱いのある商品が異なることです。

ネット証券会社では、対象の商品の大部分を扱っています。一方、店舗の銀行や証券会社では、商品を絞りこんでいます。自分が買いたい商品があるかどうか、しっかり確認しましょう。

最低投資金額や積立頻度の設定にも注目

次にチェックしたいのが、最低投資金額です。多くの金融機関では、つみたてNISAは最低1000円からスタートできますが、ネット証券では100円からできるところもあります。さすがに、100円だけではあまり増えませんが、まずは少額で試し、慣れたら徐々に投資金額を増やすということができるので安心です。

また、投資信託の積立は毎月1回となっているのが一般的です。あらかじめ決められた日に代金が引き落とされ、商品が買い付けられます。しかし、金融機関によっては「毎週」「毎日」など、より細かい間隔で積み立てることができます。

毎日積立と毎月積立を比較すると、大差はありませんが、毎日積立の方が、毎月積立よりも時間の分散効果があり、わずかながら有利とされています。少しの差にもこだわりたいという場合には、積立頻度が細かく設定できるかどうかにも注目するとよいでしょう。

写真はイメージです

サポート体制をチェックすることも重要!

さらに、サポート体制の充実度やキャンペーンもチェックしましょう。わからないことがでてきたときのために、各社のウェブサイトの解説やQ&Aが見つけやすいか、分かりやすいかをチェックするのも大切。初心者向けにセミナーを開催しているなど、積極的に情報を提供しているかどうかもチェックポイントです。

また、平日の夜や休日でも問い合わせできたり、対面や電話、チャットなどで相談できたりすると、初心者でも安心ですね。

さらに、つみたてN I S Aで投資信託を保有すると、楽天ポイントやTポイントがもらえるなど、お得な特典が得られる金融機関もあります。

今回お話ししたチェックポイントを参考に、自分にとって使い勝手が良い金融機関を選びましょう。

高山一恵さん
高山一恵(たかやま・かずえ)
ファイナンシャルプランナー

 慶應義塾大学卒業。2005年に女性による女性のためのファイナンシャルプランニングオフィス、株式会社エフピーウーマンの設立に参画。2015年から株式会社Money&Youの取締役。結婚、出産、夫の転勤など人生に多くの転機が訪れる女性にこそお金の知識が必要と考え、講演、個人マネー相談のほか、雑誌の記事執筆やテレビ番組出演など精力的に活動している。著書に「やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方」(きんざい)、「ゼロから始めて2時間で一生困らないマネープランができる本」(彩図社)、「マンガと図解 はじめての資産運用」(共著、宝島社)など。

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