20歳代で性交渉経験なくても、子宮頸がん検診は必要ですか?

読売新聞夕刊の「OTEKOMACHI」のページと連動し、「モヤモヤ・健康編、働き方編」として、働く女性の仕事や健康に関する悩みに専門家が答えます。

「20歳から子宮けいがん検診を受けましょう」と聞きました。私は20歳代で性交渉体験がないのですが、それでも検診は必要ですか。婦人科を受診したことがなく、どのような検査をするのか不安です。

感染以外でも危険性

子宮頸がんは、「子宮頸部」という子宮の入り口にできるがんで、ほとんどはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染に関連しています。HPVは性交渉で感染することが知られています。感染しても、多くの人の場合は、ウイルスが免疫で自然に排除されますが、一部の人では排除されずに長期間感染が続き、子宮頸がんが発生すると考えられています。

また、喫煙でも子宮頸がんの発生の危険性が高まります。たばこに含まれる多くの発がん性物質が直接影響している可能性があるといわれています。このようにHPVの感染以外でも子宮頸がんが発生する危険性を考えると、性交渉の経験がなくても子宮頸がん検診を受けることをおすすめします。

とはいっても、婦人科の診察や検査が「こわい」「痛そう」と感じる方もいるでしょう。不安を軽減するためにも、事前に検査の内容を知っておきましょう。子宮頸がん検診は、まず内診台に座り、できるだけ力を抜いて、足を足台にのせます。次にちつの中に専用の器具を入れて、子宮の入り口付近の細胞をブラシなどでこすり取ります。痛みがあれば、器具のサイズを変えて検査をするので心配しないでください。リラックスすることがポイントです。(まるレディースクリニック院長 井岡亜希子さん)

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井岡 亜希子
井岡 亜希子(いおか・あきこ)
産婦人科専門医、医学博士

自治医科大学医学部卒。琉球大学医学部委託非常勤講師。クリニックでは、国際中医師であることから、東洋医学(中医学)の視点を取り入れて、からだにやさしい漢方による診療を積極的に行っている。診療のモットーは「西洋医学の限界を中医学で補っていつまでも健康を」。また、がん疫学の専門家として、これまで3府県でデータに基づいたがん対策を提言し、メディアにも取り上げられている。

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