スマホ稼働が1日10時間も…ダメだと思っても手放せない

読売新聞夕刊の「OTEKOMACHI」のページと連動し、「モヤモヤ・健康編、働き方編」として、働く女性の仕事や健康に関する悩みに専門家が答えます。

いつもスマートフォンを触っています。LINEが気になるし、ゲームも好き。夜中でも無意識のうちにSNSをスクロールしています。スマホの稼働時間を計ってみると、1日10時間を超えていました。このままではダメだと思っても、やっぱり手が伸びてしまいます。

通知オフ、時間制限を

「スマホが手元にないと落ち着かない」「何となく触ってしまう」「スマホの見過ぎで夜更かしをして、翌日に影響が出てしまう」――。自分でコントロールできず、こんな状況が繰り返されてしまう人は、「スマホ依存」に陥っている可能性が高いです。猫背や頭痛、肩こりなど身体面にも影響が出ますし、睡眠不足で精神的に不安定になってしまう場合もあります。

対策として、アプリやSNSからの通知をオフにする、仕事中は電源を切る、夜10時以降はスマホを遠ざけるなどの方法があります。寝る前にホットアイマスクを楽しんだり、朝型の生活に切り替え、日中の運動で体を疲れさせて夜に眠りやすくしたりして、「結果的にスマホに触れる時間が減った」という状況を作り出す工夫もできるでしょう。

最初からスムーズに目標を達成できないのは当たり前。依存ですから、「少しずつ」しか良くなりません。大事なのは、少しずつでも、できることを継続すること。そして、うまくいかないときには、医療機関への受診も含め、他人の力を借りることです。

スマホに振り回される生活から徐々に離れ、あなたの人生をもっと楽しく充実したものにしていきましょう。(駒木野病院副院長 田亮介さん)

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田 亮介
田 亮介(でん・りょうすけ)
精神科医

東京都出身。1998年慶応大学医学部卒業、99年より駒木野病院勤務し、アルコール総合医療センター長も務める。臨床精神薬理学、気分障害、アルコールなどの依存症、産業精神医学が専門。同病院では、インターネット・ゲーム依存の治療や相談会も行っている。

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