キーンと耳鳴りがひどくて、夜もほとんど眠れない

読売新聞夕刊の「OTEKOMACHI」のページと連動し、「モヤモヤ・健康編、働き方編」として、働く女性の仕事や健康に関する悩みに専門家が答えます。

最近、耳鳴りが大きくなり、ピーという機械音と、キーンという虫の鳴き声のような音が耳から離れず、夜もほとんど眠れません。気にしないようにすれば、だんだんと慣れてくるのでしょうか。精神的に参ってしまいそうです。どう対処すると良いのか教えてください。

難聴が原因 受診を

耳鳴りでだいぶお困りのようですね。まず知っていただきたいのは、耳鳴りは「難聴」という障害があって起こる「症状」だということ。耳鳴りがあれば、何らかの耳の病気があると考えられます。

難聴は、耳あかの詰まりや中耳炎で起こることもあります。最も注意すべき難聴は、音を感じる神経が障害を受けている「感音性難聴」です。代表的な病気は、突発性難聴で、年間3万~4万人がかかるとされています。はっきりした原因はわかっていませんが、耳への血流が悪くなっていたり、音を聞く神経にウイルスが影響したりするのではないかと言われています。

早い時期に治療することで、治る可能性が高まります。1週間以内に治療を始めることが大切です。2週間を過ぎると、その可能性は日に日に低下します。

早く治療が必要な病気には、大きな音を聞くことによって難聴や耳鳴りが起こる「音響外傷」もあります。ライブやコンサート、長時間のイヤホン使用でも起こるため、注意が必要です。脳腫瘍の一種「聴神経腫瘍」でも、耳鳴りが起こることがあります。

繰り返しますが、耳鳴りがあるのは難聴を起こしているということです。出来るだけ早く耳鼻咽喉科専門医を受診してください。(日本橋大河原クリニック 大河原大次さん)

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大河原 大次
大河原大次(おおかわら・だいじ)

耳鼻咽喉科日本橋大河原クリニック院長。日本耳鼻咽喉科学会専門医。1985年帝京大学医学部卒業。日本医科大学耳鼻咽喉科、伊勢崎市民病院耳鼻咽喉科医長、神尾記念病院副院長などを経て2006年に日本橋大河原クリニックを開業。

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