消費税率の引き上げと同時にスタートした、キャッシュレス決済のポイント還元制度。できることなら、その恩恵をすべて受けたいと願っている人もいるかもしれません。では、どうすべきでしょうか。
基本的には少ない決済手段で多くのシーンをカバーすることを目指す
決済手段が増えてしまうと、それぞれのアプリなどの中に少しずつ残高が取り残されて使い切れなくなったり、データが分散されて管理しづらくなったりしてしまうため、基本的にはお勧めではありません。できるだけ少ない決済手段で、自分の生活圏を広くカバーする手段に絞り込んでいくのが、決済手段の選び方の王道といえるでしょう。

一方で、ポイント20%還元などの大型キャンペーンが実施されると聞くと、冷静ではいられない人も多いかもしれませんし、金銭的メリットのインパクトも確かに大きいものがありますね。
いろんなアプリを使っても根元は一つに集約する
先日、家計簿アプリを運営している「Zaim」(本社・東京)は、決済事業者などが行っているキャンペーンをまとめた
を公開しました。元々はZaim社内で共有されていたキャンペーン情報のカレンダーデータですが、一般公開用に整備され、一般の生活者個々人が自分のGoogleカレンダーに取り込み、表示できるようになったサービスです。こうしたカレンダー情報などから、今日利用する決済手段を選ぶというのもお得を追求する一つの方法かもしれません。
もし、複数の決済手段をその時のキャンペーンを確認しながら活用していきたい場合は、お金の出口となる銀行口座は一つに取りまとめるのがお勧めです。例えば、たくさんのコード決済アプリを使ったとしても、常に一つの銀行口座からチャージして利用すると決めておけば、支出のデータはその銀行口座にまとめることができます。
基本的には決済手段を増やさず、カバー範囲が広いものにまとめるのがキャッシュレス初心者にはお勧めです。しかし、キャンペーンを意識して「最トク」を狙いたいなら、根元となる銀行口座を一つにまとめることで、トクと管理のしやすさを両立できそうです。
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