2月4日に立春を迎え、暦の上では春に入りました。年明けや春を待つこの季節には「春財布」という言葉を思い出します。今月は、お財布(家計)の中身のアップデートについて考えてみたいと思います。
自分が春だと思える時期にお財布を新調
季節を表す“春”と、お財布の中身が“張る”の音が同じであることから、春にお財布を買うと、中身がお札で張る財布になることを想像させ、縁起が良いとされています。いつを春と考えるかは諸説あり、冬至(2018年12月22日)~雨水(2019年2月19日)や、立春(19年2月4日)~啓蟄(19年3月6日)のほか、立春から立夏(19年5月6日)までを春と見なす考え方もあるようです。
自分が春だと感じられるタイミングで新調を検討するのが良いかもしれませんね。
お札の向きをそろえる、新札をたくさん入れて寝かせる
春に財布を新調するだけでなく、新調したお財布にはまず新札を多めに入れて数日寝かせてから使い始めることや、お札の顔の向きをそろえてお財布に入れる、1万円札・5千円札・千円札など券種をそろえて保管するなど、お金を丁寧に扱うために勧められている習慣がたくさんあります。
こうした習慣で「お金が貯まる!」わけではありませんが、自らに活を入れる効果があります。また、中身が整理されたお財布であれば残高を把握しやすいし、買い物の都度、この買い物が良い内容だったのかを振り返る気持ちの余裕も生まれやすいです。
私はあまり現金を使わないキャッシュレス生活をしていますが、それでもご祝儀などを準備する際に、新札を多めに両替しておき、引き出しにストックしておいたり、できるだけお札を折らずに持ち歩くことを心がけたりしています。
春にお財布を買うこと、お札の向きをそろえること、新札を準備すること、どれが自分にとって試してみたくなることかは人によって違いそうですが、実践しやすい方法から取り入れて、まずは形から自分のやる気を引き出すのも楽しい方法といえますね。
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