「6月に結婚すると幸せになる」という欧米の言い伝えのジューンブライドにあやかり、結婚式を6月に挙げようと思うカップルは多いかと思います。けれど、「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」によると、首都圏の挙式の件数は、9月から徐々に増え、10月と11月がピークなのだそうです。そこで今月は、結婚式にまつわるお金について考えてみます。
挙式、パーティーの自己負担額は約120万円!?
同調査によると、挙式と披露宴やパーティーなどのセレモニーでかかる費用は、全国平均で354.8万円。ご祝儀の平均は230.7万円のため、仮に単純に差し引きすると約120万円が新郎新婦の自己負担となります。
親や親族から金銭的な支援を受けることができた人の支援金額の平均は160.5万円なので、新婚カップルが自分で用意しなければいけないお金は意外と少ないのかもしれません。
夫婦それぞれ150万円くらいの貯蓄が理想
しかし、結婚式場によっては、費用を前払いしなくてはならないケースがあります。もしあなたが「ご祝儀を受け取ってからでないと支払いができない」という状況では、支払いに困ることにもなります。また、引っ越しなどの新生活準備や新婚旅行など、結婚時にはほかにもお金がかかるイベントが目白押しです。
挙式やパーティーを開きたい場合、夫婦がそれぞれ150万円ずつ、2人で合わせて300万円程度の蓄えがあると心強いでしょう。蓄えがあれば、ご祝儀や親族からの支援については、新生活の環境を整える資金に充てることができます。
一般的な結婚式の場合、特にお金がかかっているのは披露宴やパーティーの部分で、上記の調査によると、挙式料だけの平均額は30.4万円ということです。そのため最近は、挙式と写真撮影のみ、といった選択をするカップルも珍しくありません。
挙式や披露宴以外にかかる費用としては、「結納、両親顔合わせ、婚約指輪や2人分の結婚指輪をそろえる費用」の合計が約84万円、新婚旅行は60.8万円となっています。
こうしたイベントを全部行うとは限りませんし、タイミング的にもすべて一緒というわけではありません。例えば、結納や顔合わせの半年後に挙式と披露宴と引っ越し、さらに半年後に新婚旅行といった形で、間を置くこともアイデアの一つです。
次回は、結婚式の費用を抑える方法を考えてみましょう。
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