「仕事の区切りがついたから打ち上げをしましょう」「○○さんの歓迎会をしましょう」などと、上司や同僚が飲み会を企画することがあります。
飲み会の誘いには、「行きますよ~♪」とすぐに返事をする人もいれば、「ちょっと考えさせてください」と返事を保留にする人がいます。
参加を保留する人の内なる声を聞いてみましょう。
「お酒が飲めないので行きたくない」
「飲み会(上司や同僚)が苦手」
「本当は行きたいんだけど、事情があって早く帰宅しないと!」
参加を表明した人も本音を明かせば、進んで行きたい人ばかりじゃありません。それでも、参加するワケは……。
「仲間外れになるのが怖い」
「付き合いが悪いと思われたくない」
「上司の誘いじゃ断りにくい」
ざわつく心が「参加」「不参加」の返事を遅らせ、幹事は最終的な人数が決まらずイライラするという事態はよくあるケース。
上司が飲み会を提案するのは、部下たちとコミュニケーションをとりたいからです。日頃の仕事ぶりをねぎらいつつ、部下のこと(本音)を知りたい。風通しをよくして、誰もが力を発揮しやすい(意見を言いやすい)雰囲気を作りたい……などなど。本来、自分とチームの仕事をプラスに結びつけるのが目的です。
「飲み会」は仕事の一部であり、仕事の延長と考えている上司もいまだに多いようです。その場合は「不参加」表明が自分の仕事にネガティブに影響しないよう工夫が必要です。
「飲み会」を「ランチ」に変更できないか提案する
仕事の一環であれば、何もアルコールを介する必要性はありません。アルコールが飲めない人が肩身の狭い思いをするのはアンフェアです。
「課長、夜の飲み会じゃなくて、昼、ランチタイムに集まりませんか? 会議室を予約しておきましょうか?」とデリバリーのお弁当のチラシを見せながら話をする、とか。みんなが無理をしないで参加できる前向きな提案に、上司も聞く耳を持つはずです。
職場の「和(ハーモニー)」作りのきっかけにする
それでも夜の飲み会になったときは、上司や同僚の普段は見せない一面を探してみては? こちらからいろいろな質問のボールを投げてみてはどうでしょう。自分との共通点があったり、自分と違う考え方に驚いたり。お酒の席では相手の本音がチラリと出ることもあります。そこには思わぬ発見があるかもしれません。
何の因果か、同じ会社で働いている不思議な「ご縁」についても考えてみる価値があります。一生付き合うわけじゃないし、飲み会は情報収集の場だと割り切って考えられませんか? 好きでも嫌いでも、同じ職場で働くことになった上司や同僚たち。そもそも、自分と全く同じ考えの人なんていないでしょう。職場の「和(ハーモニー)」に貢献するのも、職場の一員としての役割の一つではないでしょうか。
飲み会をあなたに役立つ情報収集の場にしよう!
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