食事会や飲み会の精算で、大きな金額のお札しかないと時間がかかってしまいます。せっかくの楽しい気分を損なわないために、スマートに割り勘をするキャッシュレスサービスが続々と提供されています。中には割り勘分をクレジットカードで支払うことができ、カードのポイントがつくものも。使い勝手がそれぞれ違うので、自分に合うものを選ぶと便利です。
LINE Payでも割り勘ができる
本コラムで過去に紹介したLINE Payカード。どこで使っても一律2%ものポイント還元があるプリペイドカードです。「LINE Payカード」がリリースされたのは2016年3月と比較的最近ですが、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」は、2014年12月から提供されています。
LINE Payを使うと、LINEでつながっている人に送金できます。普段からLINE Payカードで支払いをしている人同士で飲みに行った場合、割り勘のやりとりをLINE Payで行うのも良いでしょう。参加した1人のアカウントにお金を集め、その人が取りまとめて代金を支払えば、財布からお金を取り出したり、数えたりすることもなく、スマートに精算できます。参加者が割り勘分を送金すると、支払った人のLINE Payの残高が増える仕組みです。
支払いにLINE Payカードを使うと2%のポイントも獲得できます。ポイントは、カードを使った時のみに付与されて、各自がLINE Payで送金をした金額にはポイントは付きませんのでご注意を。
割り勘でもカードのポイントが付与される
幹事以外の人もクレジットカードのポイントをためられる「paymo(ペイモ)」や「Kyash(キャッシュ)」というサービスもあります。
まず、幹事は総額をクレジットカードで支払い、参加者に対してpaymoやKyashを使って割り勘分を請求します。参加者はアプリ上で代金を支払うのですが、その際に「クレジットカード決済」を選択すれば、クレジットカードのポイントも獲得できます。
幹事と参加者とのお金のやりとりは、アプリを介して行われ、オンライン上で幹事の残高が増える仕組みです。
受け取ったお金を現金化するにはそれぞれ違いがあります。paymoの場合、現金で引き出す場合は手数料200円を支払えば、指定した銀行口座に振り込まれます。LINE Payも同様で、現金として口座に振り込む場合、216円の手数料がかかります。
Kyashでは現金での引き出しはできませんが、Visaのバーチャルカード(入金式の電子マネー)が発行されるので、ネットショッピングの利用やモバイルSuicaのチャージなどに利用できます。
いずれのサービスもアプリなどをダウンロードして登録することが前提です。個人間送金サービスは自分1人で使うものではないため、身の回りの人たちが使っているサービスを優先的に使うことになるでしょう。周りに使っている人が増えてきたら、挑戦してみると、お得で便利になるかもしれません。