人気インフルエンサーで起業家「ゆうこす」さん 女性専用健診施設で婦人科検診体験

女性特有の病気を見つける手がかりとなる婦人科検診。その重要性はわかっていても「なかなか、最初の一歩を踏み出せない」という人も少なくありません。人気インフルエンサーで、起業家として活躍する「ゆうこす」さんに、都内の女性専用健診施設で婦人科検診を体験してもらいました。「ゆうこす」さんに、検診の感想や健康にかかわるルーティンを聞きます。

現在、健康面で気をつけていることはありますか?

2015年ごろからタレント活動としてインスタグラムやユーチューブを始め、2016年に会社を立ち上げました。そのころから仕事が忙しくて、生理が止まったり肌荒れがひどくなったりすることがありました。生理がきたと思ったらPMS(月経前症候群)に悩まされました。それでも当時は「睡眠時間を削って仕事をすることが格好いい」と感じていました。

「自分の体を大事にしよう」と思い始めたのは、ちょうど2年前からです。会社を立ち上げてから女性起業家の方々と知り合う機会が増え、さまざまなお話をお聞きする中で、女性の体や健康にかかわる情報に興味を持つようになったためです。

今は、睡眠の質を高めようと毎日8時間から9時間寝ています。食生活では、たんぱく質をたくさんとるようにしています。たんぱく質は「女性のからだ、髪や肌にいい」と聞いたのがきっかけです。ビタミンもバランスを考えてとるようにしています。このほかにも、適度な運動をしたり、身体を温めるためにお風呂に入ったり、シャワーだけの際にも桶にお湯をためて足を入れたりしています。 

ゆうこすさんと同年代の女性からは「仕事や家事、育児が忙しくて自分の時間がとれない」「子育てをしているとつい自分のことは後回しにしてしまう」「検診は会社の健康診断のみで、大切だとわかっていても婦人科系の検診はほとんど受診していない」との声がよく聞かれます。大手小町がこのほど実施したアンケート結果も女性の特有の病気の検査で毎年受診している人の割合は、子宮頸がん(45.1%)、乳がん(27.5%)。主に子宮頸がん以外の子宮の病気を調べる経腟超音波検査は、「毎年受診している」(18.3%)となっていました。

OTEKOMACHI WEBアンケート(20212月実施・n=102)

女性特有の病気で気になることはありますか?

婦人科系の病気は、ケガなどと違って目に見えないから放置してもわからないですし、生理が止まってもすぐに何かが起きるわけではないですよね。私自身、病院に行くのがこわくてなかなかいけませんでした。2年前から婦人科でピルを処方してもらうようになり、生理の記録もつけるようになりました。

自分が起業して知り合った起業家の女性の方々と接するうちに、女性特有の病気や体調管理をするための正確な知識がいかに大切かがわかりました。それまでを振り返ると、「生理が止まってラッキー」と感じるなど、女性特有の病気や体調面についての知識があったとは言えません。今は婦人科系の病気にかかわるものでは、子宮頸がん検診を1年に1回受けています。それ以外の婦人科検診は定期的に受けていないので、自分の身体についてしっかり調べる重要性を今回改めて感じました。

検診の感想を教えてください。

本日は、女性特有の疾患の子宮頸がんと子宮や卵巣の異常や疾患を調べるため、子宮頸がん検査・経腟超音波検査を体験していただきました。

健診施設に入った瞬間から、「ここは病院なのかなあ」と感じるくらい居心地がよかったです。先生をはじめスタッフの方も全員が女性で、「同性だと、きっと身体の悩みも同じだ」と思い、いろんなことを相談したくなる雰囲気がありました。

とてもリラックスして、子宮頸がんの検査と経腟超音波検査の2つの検査を受けることができました。検査を「痛い」と思っている人は多いかもしれませんが、検査自体、一瞬に感じて、痛みもありませんでした。2つの検査を合わせて、2分から3分ほどで終わりました。今度は友達と一緒に来てもいいかなあと思いました。

 日本は、乳がんや子宮頸がん検診の受診率が40%台とアメリカなどと比べて低くなっています(※)。こうした女性が気を付けるべき病気などを考慮し、年代別に女性にとって必要な健診内容を取り入れた「YOU健診」の啓発活動も広がっています。

※出典:平成28年度国民生活基礎調査(厚生労働省)

最後に、同世代の女性にメッセージをお願いします。

健診は、20代からどんどん受診してほしいですね。私も、定期的な検査や病院は、「元気なうちはまだ行かなくていいかな」と思っていたんですけど、健康ほど大事なものはありません。検査に行っておくと、この先ずっと健康でいられると思えるので、若いうちから行った方がいいですよね。そして今は、健診施設でこんなにかわいくておしゃれでリラックスできる場所もあります。私はちょっと気分転換にお茶をしにきているような気持ちになりました。私も行くので、毎日の仕事が忙しかったり病院が苦手だったりして、なかなか健診に行けないという人もぜひ、最初の一歩を踏み出して受けてほしいですね。

YOU健診」

女性の罹患率と死亡率が高い乳がん、子宮がん、大腸がんの3つのがんに加えて子宮内膜症や子宮筋腫など女性特有の疾患を総合的にチェック。ファムメディコが啓発活動を行っている。「YOU健診」は、それぞれの部位の形を、アルファベットになぞらえてイメージして名付けている。

健診協力施設 女性専用健診施設「クレアージュ東京 レディースドッククリニック」(東京都千代田区)

 

ゆうこす
菅本裕子(すがもと・ゆうこ)
インフルエンサー、起業家

1994年、福岡県生まれ。アイドルグループ「HKT」を脱退後ニート生活を送るも自己プロデュースを開始し「モテクリエイター」という新しい肩書きを作り起業。現在はタレント、モデル、SNSアドバイザー、インフルエンサー、YouTuberとして活躍中。2020年には「#ライブ配信の教科書」(日経BP)を出版。

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