なんで「納豆」は、豆を納めると書くの?

言葉レッスン〈23〉

【1】 字が、「糸が内にある」と分解できるから

【2】 くさくて箱に納めてしまうところから

【3】 寺の納所という場所で作られたから

【4】 納屋の中で自然にできていたから

「納豆」と言えば普通は、茶色でねばねばした糸を引く、好き嫌いの分かれる食べ物「糸引き納豆」を指しますが、このほかに「塩辛納豆」があります。「糸引き」より古く、古代に中国から伝わったとされる塩辛納豆は、蒸した大豆に麹(こうじ)を加えて発酵させ、塩水につけて熟成、乾燥させたもの。色は黒くて粘りけはなく、塩気の強い味がします。寺で製造されることが多く、京都の「大徳寺納豆」や、浜名湖の近くにある大福寺の「浜名納豆」が有名です。寺で施物を納めたり、寺の事務を取り扱ったりする「納所(なっしょ)」で作られるところから「納豆」の名がついたと言われています。

ちなみに甘納豆は、東京のお菓子屋さんが幕末に考案、「浜名納豆」にあやかって「甘名納糖」の名で売り出し、その後甘納豆と呼ばれるようになりました。

 

正解は 【3】寺の納所という場所で作られたから

(読売新聞「校閲道場」より)

「言葉レッスン」は、社会人として知っておきたい正しい言葉の使い方や表現方法を、クイズ形式で手軽に学ぶコーナーです。

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