上司から「尾籠な話だけど」と切り出されドキドキ…どんな内容?

言葉レッスン〈11〉

「尾籠(びろう)な話なんですが……」。どんな話をしようとしている?

【1】内密の話

【2】下品な話

【3】深刻な話

 

「おこがましい」という形容詞があります。「おこ」とは愚かなこと。これに「…がましい」をつづけた「おこがましい」は「ばかげていてみっともない」ということで、しばしば、「分をわきまえず、出過ぎている」といった意味で使われます。

「おこ」を漢字で書くと「痴」。ほかに「尾籠」などの当て字もあります。「びろう」はこの「尾籠」を音読みした言葉で、不作法で礼を失することを指します。特に「不潔なことで、おおっぴらに口にするのがはばかられる」という意味で使うのが普通です。

「品のない話で恐縮ですが」と断りを入れる時によく使われます。「おこ」が広く愚かしいことを指すのに比べると、「びろう」の方は、より意味が絞られています。和製の当て字をあえて漢語風に音読みすることで「ある特定のタイプの無分別」に的を絞った言葉になったようです。

正解は【2】下品な話

(読売新聞「校閲道場」より)

 「言葉レッスン」は、社会人として知っておきたい正しい言葉の使い方や表現方法を、クイズ形式で手軽に学ぶコーナーです。

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