上司からチャットで「在宅勤務に託けてサボるなよ」何て読む?

言葉レッスン〈9〉

「仕事の忙しさに託けて、部屋の掃除をサボる」。「託ける」はどう読む?

【1】かまける

【2】かこつける

【3】あずける

 

部屋の掃除をしないのは、仕事が忙しいせいだ……この人は、仕事に「かこつけ」て掃除をサボっているわけです。「かこつける」を漢字を使って書くと「託ける」。

ユニークな語釈で知られる新明解国語辞典は「おおっぴらに何かをするために、関係の無い他の事を表面の理由にする」と説明しています。

「不遇をかこつ」など、嘆く、愚痴をこぼすという意味で言う「かこつ」も、漢字で書くと「託つ」となります。口実、愚痴などを意味する「託言(かこと、かごと)」という古語があり、「かこつ」はこの「かこと」を動詞化したものといわれます。

「かまける」は、他のことがおろそかになるほど、ある一つのことに心を奪われること。他のことをしない口実にするわけではありません。漢字を当てると「感ける」となります。

正解は【2】かこつける

(読売新聞「校閲道場」より)

 「言葉レッスン」は、社会人として知っておきたい正しい言葉の使い方や表現方法を、クイズ形式で手軽に学ぶコーナーです。

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