「どたキャン」の語源となった「土壇場」、どんな場所?

言葉レッスン〈1〉

土壇場で逆転に成功した。「土壇場」とは、もともとどんな場所?

【1】崖のふち

【2】処刑が行われる所

【3】狭い海峡と外海との境目

【4】相撲の土俵の端

決断を迫られる最後の場面や、切羽詰まった状態をいう「土壇場(どたんば)」。土壇(どだん)とは、字の通り「土で築いた壇」ですが、特に、刑場で打ち首の刑を行うために台状に作った盛り土をいいました。

江戸時代には、土壇がある首斬りの刑場を「土壇場」と呼び、転じて、進退窮まった場面を言い表すようになりました。

相撲の勝負の決着する間際からきている「土俵際」も、土壇場と同じ意味で使える言葉です。狭い海峡と外海との境目を表す「瀬戸際」や、「崖っぷち」もそれぞれ、分かれ目、ぎりぎりの状態という意味で使います。

俗語「どたキャン」は「土壇場でキャンセル」の略ですが、土壇場が「直前」のような軽い意味で使われています。

正解 【2】処刑が行われる所

(読売新聞「校閲道場」より)

「言葉レッスン」は、社会人として知っておきたい正しい言葉の使い方や表現方法を、クイズ形式で手軽に学ぶコーナーです。

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