お金は人生を充実させるツール! 目的別にためよう!

始めよう!お金のレッスン

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前回は、お金がたまる人の習慣・考え方についてお話ししました。ぜひ、お金がたまる人の習慣・考え方のまねをして、「たまる女子」に変身してくださいね。さて今回は、お金をためる時に、その目的を明確にしましょうというお話です。

お金は人生を充実させるためのツール

私はこれまで多くの女性のマネー相談にのらせていただきました。女性は、結婚や出産、配偶者の転勤などでキャリアが中断されることが多いですが、一度貯蓄スイッチが入ると、真面目に取り組む方が多く、コツコツ貯蓄できるようになる傾向にあるようです(あくまでも私のこれまでの経験からですが)。ただ、貯蓄ができるようになることは素晴らしいのですが、気をつけないと、貯蓄をすること自体が目的になってしまいます。

お金はあくまでも人生を充実させるためのツールです。家族や友達とおいしいものを食べたり、旅行に出かけたりと、お金を有意義に使うことによって、充実したすてきな時間を過ごすことができるのです。そのすてきな時間を過ごすために、お金をためるわけですね。

ですから、まずお金をためる前に、そもそも何のためにお金をためるのか、目的をはっきりさせましょう。そして、お金を効率良くためるためには、目的別にためることが大切です。

目的別にお金をためる口座を分けよう!

目的別にお金を分ける時には、まず、お金を「日々出入りするお金」「5年以内に使うと決まっているお金」「10年以上使わない、将来のためのお金」に分け、それぞれ別の口座や金融商品でためる仕組みを作りましょう。

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日々出入りするお金とは、もしもの場合に備えるお金や日常生活費です。もしもの場合に備えて、生活費の6か月〜1年分は確保しておきましょう。貯蓄が全くない人は、まずは生活費の6か月〜1年分を目指したいところ。できれば1年分を目指せると、急な病気やケガで働けなくなったり、リストラや転職など人生の転機が起こったりしてもあわてなくてすみます。日々出入りするお金は、出し入れしやすい普通預金口座でためておくといいでしょう。

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また、家を買うための頭金や留学費用など、5年以内の使い道が決まっているお金は、使うまでに時間はありますが、使う時に元本が割れていると困りますから、普通預金よりも少し利回りが良く、安全性が高いという視点で金融商品を探しましょう。定期預金や個人向け国債などが選択肢として挙げられるでしょう。

10年以上使わない、将来のためのお金は、使うまでに時間の余裕があるので、元本が割れる可能性はあるけれど、大きく増える可能性がある投資信託(iDeCo、つみたてNISAなど)や株式、外貨などに預けるといいでしょう。投資については、この連載で後々お話ししていきます。

そして、目的別にお金を分ける時には、それぞれ「いつまでに」「いくら必要なのか」が明確になると、貯蓄しやすくなります。

また、何のためにためるのかをはっきりさせ、目的別に分けてお金をためることで、予定外の出費がでてきた時でもうまく線引きができ、貯蓄を取り崩してしまうこともありません。ぜひ、時間がある時に取り組んでみてくださいね。

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高山一恵
高山一恵(たかやま・かずえ)
ファイナンシャルプランナー

 慶應義塾大学卒業。2005年に女性による女性のためのファイナンシャルプランニングオフィス、株式会社エフピーウーマンの設立に参画。2015年から株式会社Money&Youの取締役。結婚、出産、夫の転勤など人生に多くの転機が訪れる女性にこそお金の知識が必要と考え、講演、個人マネー相談のほか、雑誌の記事執筆やテレビ番組出演など精力的に活動している。著書に「やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方」(きんざい)など。