若いうちから書き始めよう、エンディングノート

幸せを引き寄せるマネー術

 自分の人生をどのように結びたいかを考える「終活」の一つに「エンディングノート」があります。「まだ若いから必要ない」と考える人も多いかもしれませんが、自分の個人情報を整理するにはもってこいだと思います。たとえば、自分の希望する治療や介護、葬儀を書き留めておけますし、お金の観点だと、資産の棚卸しや相続人の連絡先などがノートにまとまっていると、のこされた家族も本人の意思を反映しやすくなります。

資産の棚卸しなど、若い世代に有用な情報も

 エンディングノートの書き方は、特に決まりはないので、市販されている専用のノートを用いることもできますし、スマホアプリやパソコン上で編集できるファイルをダウンロードしたりして、整理したい情報をまとめても良いでしょう。以前 、年末に資産を棚卸しすることをおすすめしましたが(「家計簿なしでもできる、年末におすすめ『資産の棚卸し』」)、エンディングノート用に項目を増やし、定期的に見直すのも良いですね。

 相続の観点だと、資産の棚卸しに加えて、法定相続人が誰かを確認し、その連絡先なども整理しておきたいところです。両親と、自分を含めたきょうだいが3人いる家族の場合、父親(母親)が亡くなると、財産の半分(2分の1)は母親(父親)が相続し、残りを3人のきょうだいで等分(ひとり6分の1)するのが法定相続割合になります。

 自分が独身で死んだ場合は、親がすべての財産を相続し、自分が結婚していて子どもがいない場合は、配偶者が3分の2で、残りを親が相続します。自分が結婚していて子どもがいる場合は、配偶者と子どもが相続します(先に紹介した親が亡くなったケースと同じ)。

 実際に相続が発生した場合、手続きを進めるためには相続人全員の合意が必要になります。そのため、相続人になる人の連絡先などを整理しておきましょう。

本人の意思を反映するために整理する

 親に相続や財産について尋ねることは、親のお金をアテにしているように思われかねないので、切り出しづらいという人もいるかもしれません。

 しかし、親自身のセカンドライフの資金が問題なくやりくりできているのかを確認したり、保有資産をどのように使うことを望んでいるのか、本人の意思をよりむためにも、現状の把握は役立ちます。

 自分自身がエンディングノートを書いてみて、頭の中がすっきりしたり、自分の考えを再認識できたりしたなら、その体験談をシェアして親にも促してみる、というのも良い方法かもしれません。

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