まずは年30万円! お金をためる習慣の目標

幸せを引き寄せるマネー術

 「貯蓄は1000万円を超えています」「年100万円ためるのが目標です」などと、いろいろなメディアで貯蓄の成果や大きな目標を表明している人を目にしたことはないでしょうか。「自分にはできない」とあっさりあきらめてしまう前にひとまず、毎年30万円をきっちりためてみましょう。そうすれば、お金上級者にぐんと近づける可能性があります。

年30万円の貯蓄も、ずっと続ければ約1300万円に

 シンプルな計算ですが、22歳で就職し、65歳まで働き続けるとして、毎年30万円の貯蓄を43年間続けたら、約1300万円の貯蓄を準備することができます。

 会社勤めをしていた人が受け取る老齢厚生年金の平均受給額は月額約15万円(2017年度)です。仮に貯蓄から月4万円を補填ほてんして、ひと月19万円で生活をやりくりした場合、約1300万円は27年弱、取り崩せるため、92歳近くまでの生活費をまかなえる計算になります。

 生活費に必要な金額はライフスタイルによって異なりますし、収入に応じて最終的な受給年金額も変わります。また、そもそも65歳以降も働く可能性があり、変動要素はあるものの、「年間30万円で90歳過ぎまでやりくりできそう」という見通しは、意外と達成できそうな目標ではないでしょうか。

マネー上級者の既存の成果は、年数をかけて到達したもの

 既にお金をためる習慣が身についた人の貯蓄額や、年間の貯蓄ペースは、何年もかけてその人が到達した結果に過ぎません。そうした人も初めはそれほど貯蓄額が大きくはなかったり、ハイペースにお金をためていなかったりという場合も多いのです。

 年30万円と聞いて「たいした足しにならない金額」と感じる人もいるかもしれません。けれど、年数を積み重ねることで心強い金額に育ちますし、年30万円の貯蓄ができる人は将来的には年50万円、100万円と、貯蓄できる金額も大きくなっていく可能性があります。

 実際、元々お金をためる習慣がなかった人が、少額からでも貯蓄クセをつけることで、さらにその習慣の精度が高まっていく事例は多くあります。

 年30万円といえば、月換算だと2万5000円です。最初は、ボーナスで一気に到達させるといった方法でも良いでしょう。まずは、着実に積み上げていく習慣を「当たり前」にしていくことで、お金との付き合い方が上手になっていくことができます。

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