確定申告、来年からもっと手続きしやすく

幸せを引き寄せるマネー術

 以前のコラムで、年末調整で申請し忘れた控除は、確定申告を行うことで受けることができるとお伝えしました(「会社員にも関係ある? 今さら聞けない確定申告のキホン」)。現在、年末調整が締め切られたか、まもなく締め切りの会社が多いと思います。もしも「間に合わなかった……」という方がいたら、確定申告で手続きを試みるのはいかがでしょうか。

Androidの一部の端末では提出まで可能に

 従来から、スマートフォンを使って確定申告の書類を作成することはできました。ただし、書類提出は印刷して投函しなければなりませんでした。この方法も簡単で良いのですが、2019年からは対象端末であれば、提出まで電子的に手続きを行うことが選択できるようになります。対象となる端末は、Android端末のAQUOSarrowsXperiaなどの特定のモデル。自分が使っている端末が該当する場合には検討するのも手です。

 電子的に提出すると、切手代がかからないだけでなく、還付金が発生する場合、早く振り込まれるなどのメリットがあります。ただし、事前にマイナンバーカードを作っておかなければなりません。

暫定措置のID/パスワード方式も魅力的

 マイナンバーカードをまだ作っていない人にとっては少々、心理的ハードルがあるかもしれません。そういう方には、19年からの暫定措置ですが、「ID/パスワード方式」が追加されます。

 事前に税務署に出向き、IDとパスワードを発行してもらえば、マイナンバーカードやカードリーダー(カードリーダー代わりになるAndroidなどのスマートフォン)がなくても、電子的に確定申告を提出することができます。

 IDとパスワードを発行してもらう税務署は、住所地管轄の税務署でなくても大丈夫です。私も仕事で近くに寄ることができる税務署で発行してもらいました。今年中にIDとパスワードを発行してもらっておけば、カードリーダーなどがなくても、そのまま電子申告ができます。

 20年からは、フリーランスなどの自営業者は電子申告を行うことで控除が増えることになり、減税につながります。今から電子申告に慣れておくのもいいですね。

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