働く女性に役立つ、テーブルマナーと魅力アップ法

脱かわいい 大人の作法

 テーブルマナーと女性の魅力をアップする「前向き思考」を学ぶセミナーがこの程、東京・ホテルニューオータニで開催されました。講師はOTEKOMACHIで「脱かわいい 大人の作法」を連載中の清水彰子さん。旬の食材を使ったコース料理をいただきながらテーブルマナーの基本を学び、人間力を高めるために何をすべきかを学びました。

マナーの基本はレディーファースト

 会場はホテルニューオータニ・ガーデンタワー40階、レストラン「ベッラ・ヴィスタ」の個室。当日は爽やかな晴天に恵まれ、新宿御苑、東京タワーなどが一望でき、最上階からの眺望を堪能しました。

迎賓館赤坂離宮を見渡せ、遠く富士山も望めました

 まず、清水さんから「テーブルマナーは着席する前から始まります」と、食事の席でのエレガントな立ち居振る舞いについてお話がありました。

 身だしなみのチェックから。清潔感を第一条件にして、いつ、どこへ、誰と行くのか、TPOに合わせた装いを考えることが大切。レストランは、食事とともに雰囲気も味わうところです。ふさわしいオシャレをするのが、大人の女性のたしなみです。

 ドレスコードのあるパーティーでは、昼間はアフタヌーンドレス。夜はイブニングドレス、またはカクテルドレスで、胸元や肩が広く開いているものを選びます。フォーマルは肌を見せてもいいそうです。

 参加者から「二の腕を出すのが恥ずかしい」という声があがると、清水さんからは「堂々とお出しなさい!」と力強い励ましが。

 また、「格式の高いレストランでのマナーは、レディーファーストが基本。予約の確認や、エスコートは男性の役割です。店のスタッフがテーブルに案内してくれる場合も、女性が先に歩きます」と清水さん。事前にパートナーに教えておく心遣いのアドバイスもありました。

会食やパーティーには、コミュニケーション力が大切

 食事の前は、大切なコミュニケーションの時間です。シャンパンで乾杯したら、ひとときの歓談を楽しみます。まず、席の近い方に自己紹介をします。

シャンパンで乾杯!

 「第一印象が大切。自分からどんどん話しかけて」という清水さんのアドバイスを受け、みなさんは積極的に会話に参加、雰囲気がぐっとなごやかになりました。

 いよいよ、前菜が運ばれてきました。食事のスタートです。清水さんが教えるのは、ナイフやフォークの使い方だけではありません。「マナーの基本は他人を不快にさせないこと」。一緒に食事をする人たちが、十分に楽しむための心遣いもレクチャーしてくれました。

日々の祝福に欠かせないシャンパン「マム グラン コルドン」(ペルノ・リカール・ジャパン提供)

 「ワインの知識をひけらかすのは、お下品」「一人で先に食べ終わるのは、NG」「途中でガタガタ椅子を引かない! エレガントに」などなど、ユーモアを交えた清水さんの語り口に、ときには笑い声があがります。緊張もすっかりとけ、会食やパーティーには、コミュニケーション力が大切というのも納得です。

経験を重ねてステキな女性になる

 伝統的なテーブルマナーにはフランス流、イギリス流があり、日本は両方がごちゃ混ぜになっています。清水さんは、何流であっても、TPOに合わせることが大切といいます。「テーブルマナーの基本は三つ。コミュニケーション、おいしくいただく、大人の立ち居振る舞い。この三つさえ守れたら大丈夫」と清水さん。

ナプキンの使い方をレクチャーする清水さん

 メイン料理が出る頃には、すっかり打ち解け、席を離れてもいいタイミングやナプキンの置き方などさまざまな質問が飛び出しました。

 「清水さんはおいくつですか?」の質問に、清水さんは「わたくしは古希ですのよ」と胸を張って即答。「年齢は背番号。若ければいいというものじゃないわ。年と経験を重ねてステキなシニアを目指さなければ」との言葉に、参加者は思わず大きくうなずきました。

 最後に、「魅力ある女性になるには、日々の選択が大事」とアドバイス。食事、着るもの、人との出会い。その積み重ねで、魅力的な女性になっていくのだといいます。20歳代のセミナー参加者は、「とても学ぶことが多かったです。まずは日常の食事から見直したいと思います」と張り切っていました。

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清水彰子
清水彰子(しみず・あきこ)
マナー&キャリアコンサルタント

 トランスアジアオフィス TAO 代表取締役。放送業界で番組制作に携わった後、結婚。十数年を海外で過ごし、帰国後に社交マナーやコミュニケーションを中心に、企業研修のコンサルタントとして活躍。ジョン・ロバート・パワーズスクール東京校校長を経て、SEI by Akiko(2018年、DESIGN U LABとしてリニューアル)を立ち上げる。ミス日本、ミスユニバースJAPANの教育・指導および審査員を担当。著書に「いちばん綺麗なあなたを見つける」(リヨン社)、「気品のコツ 品格ある女性のマナーブック」(海竜社)など。

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