モノやサービスを多くの人と共有して利用する「シェアリングエコノミー」の事例として、洋服、バッグ、時計などのレンタルサービスを紹介してきました(「流行りの洋服レンタルサービスはどう選んだらいいの?」 「服だけじゃない!バッグに時計に部屋まで?シェアリングエコノミー」)。これらのサービスは「サブスクリプションサービス」と呼ばれることもあります。それはどうしてでしょうか。
ファッションレンタルはシェアエコ、サブスクリプション
サブスクリプションサービスとは、モノを買うのではなく、利用権を買う方式のサービスを指します。一定期間、何かが使い放題になる「○○放題」サービスなどをサブスクリプションサービスと呼ぶことが多いです。
ファッションレンタルサービスなどは1か月間、洋服を借り“放題”なことも多く、こうした面においては、サブスクリプションサービスと言えます。一方で、一つの洋服を複数人でシェアしたり、1人のスタイリストを複数人でシェアしてアドバイスを受けたりといった側面では、シェアリングエコノミーです。
音楽、動画だけでなく、ラーメンやカラオケも?
代表的なサブスクリプションサービスというと、「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」「Hulu」などの動画配信サービス、「AWA」「Google Play Music」「LINE MUSIC」などの音楽配信サービスが挙げられます。
その他にも、利用時間などの制限はありますが、カラオケボックスチェーンの「カラオケの鉄人」や「カラオケ館」「JOYSOUND」などが、カラオケルームが利用し放題になるサービスを提供しており、コーヒーやラーメンチェーン店、フレンチレストランなど飲食店でも定額制のサービスが広がっています。
普段からその店舗をよく利用している人は“もと”が取れるケースもありますし、毎月、特定の費目にかける支出を管理しやすいというメリットもありそうです。今までだと、よく通う店舗で回数券の購入を検討していたシーンで、これからはサブスクリプションサービスを検討する、といったことが増えるかもしれませんね。
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