位置情報が漏れる! スマホアプリ四つのチェックポイント

幸田フミのスマートデジタル

写真はイメージです

 ITコンサルタントの幸田フミさんが、IT時代のスマートなデジタルマナーを伝えます。

 こんにちは、幸田フミです。

 スマートフォンで道順を検索したり、お店を探したりする時に便利な位置情報サービス。それは裏側で「アプリ」という“第三者”に自分の居場所を伝えているということ。では、一体どのサービスに自分の位置情報を提供しているのかを調べてみたことはありますか?

 うっかり誰かに自分の居場所を突き止められて、トラブルになったりしないように、いま一度スマホの設定状況を確認してみましょう。位置情報を提供する必要がないものは「オフ」に、そもそもあまり使わないアプリは削除しておけば安心です。

 iPhoneを例に、「位置情報」の設定についてご紹介しますね。

ダダ漏れチェック1)「位置情報」を提供中のアプリ

 iPhoneの場合、まずは設定画面で、どんなアプリに自分の「位置情報」を提供しているのかをチェックしてみましょう。

①「設定」アプリの「プライバシー」をタップし、「位置情報サービス」を確認します。

 

②「位置情報サービス」をタップし、表示されているアプリへの位置情報の提供状況を確認します。

③たとえば「Facebook」は「使用中のみ」位置情報を提供していることがわかります。もし位置情報を提供したくなければ「許可しない」にしておきます。

  

④QRコードを読み込むだけのアプリなど、位置情報を必要としないものは「許可しない」にしておくと良いでしょう。

 

 

ダダ漏れチェック2)撮影写真

  iPhoneユーザーがもれなく使用する「カメラ」アプリは、初期設定で位置情報が「オン」になっています。写真の撮影場所をあとからマップで確認できるので、便利な機能ですね。

 しかし、その写真データ自体に位置情報が含まれているため、自宅で撮影した写真が何らかの形で他人の手に渡ると、第三者に自宅の場所を特定されてしまうおそれがあります。

(注:FacebookやAmebaブログなど、写真を投稿した際に位置情報を消去する仕組みになっているものもあります)

 心配な方は「カメラ」アプリの位置情報の設定を「オフ」にしておきましょう。

 設定の仕方は以下のとおりです。

①「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」の「カメラ」をタップします。

②位置情報の設定を「許可しない」にします。

 また、これまで撮影した写真の位置情報を一括で消去したい場合は「Photo Check」や「GPS Deloger」などのアプリをダウンロードして利用してみてはどうでしょう。

ダダ漏れチェック3)今いる居場所

 今いる場所をiPhoneユーザー同士で共有できる「友達を探す」アプリ。複数の友だちと待ち合わせをしたり、いざという時に家族の居場所を確認したりする時に便利です。

 しかし、位置情報が共有しっぱなしになっていると友達に居場所がダダ漏れになってしまいます。うっかり「オフ」にし忘れていないかどうか、下記の手順でチェックしましょう。

①「友達を探す」アプリを起動し、画面最下部の「自分」をタップします。

②設定画面中央の「自分の位置情報を共有」が「オン」になったままだったら要注意。過去に位置情報を共有したことがある人に、居場所が筒抜けになっている可能性があります。使わない時には共有を「オフ」にしておきましょう。

 

 

共有されていない時は「位置情報を共有していません」と赤字で表示されます。

ダダ漏れチェック4)これまでの行動履歴

 iPhoneには「利用頻度の高い位置情報」確認できる機能があり、よく行くエリアの具体的な「場所」「回数」「日時」が保存されています。

 その行動履歴の表示画面はプライバシー設定の中でもわかりづらい場所にあるため、その機能に気づかない人も多いようです。自分の行動履歴は以下の手順で確認できるので、この機会に一度チェックしてみましょう。

①「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」の最下部「システムサービス」をタップします。

②「利用頻度の多い場所」をタップします。ここでログイン認証が必要になります。

③設定が「オン」になっている場合は、ここによく訪れている場所のリストが表示されます。

④さらにエリアをタップすると、地図とスポットのリストが表示されます。

 

 過去の足跡が残ったままでいるのはなんだか心地悪い……という方は、行動履歴を消去しましょう。

 行動履歴を消去する方法は次のとおりです。

①「利用頻度の多い場所」の最下部「履歴を消去」をタップします。

②消去を確認する警告が表示されるので「履歴を消去」をタップします。これで行動履歴が削除されます

 なお、今後行動履歴を保存したくない場合は、「利用頻度の多い場所」の設定を「オフ」にしておきましょう。オフにすればiPhoneのバッテリーが長持ちする利点もあると言われています。

 いかがでしたでしょうか? 中には設定をチェックしながら、ドキッとした方もいらっしゃるかもしれません。

 デジタルツールを使いこなして快適な毎日を送るためにも、自分自身の情報をしっかり管理することはとても大切です。

 位置情報の設定を見直すと同時に不要なアプリは断捨離し、気分をすっきりさせて新生活をスタートできるといいですね。

幸田フミ
幸田フミ(こうだ・ふみ)
ITコンサルタント

 米パーソンズ大学卒業。ニューヨークのファッションマーケティング会社にウェブデザイナーとして勤務し、大手ブランドのウェブサイト制作やファッション系ポータルサイトの運営などを手がけた。帰国後2003年にウェブコンサルティング会社、株式会社ブープランを創業。IT活用のアドバイスや講演、執筆を行う。著書「大人のSNS入門 ITオンチ脱出大作戦」(かんき出版)、「はじめてのIoTプロジェクトの教科書」(クロスメディア・パブリッシング)等。2016年に株式会社FUMIKODAを設立。エシカルなスマートバッグブランド「FUMIKODA」を立ち上げ、クリエイティブ・ディレクターに就任。