働く女性にとって結婚は足かせ? “楽しいわが家”を作る方法とは?

楽しく働くための社内政治力

写真はイメージです

 「今年の運勢はいかに!?」。年の初めのルーチン。神社で引いた「おみくじ」を開くときのちょっとしたドキドキ感はいくつになっても変わりません。まずは、全体の運勢である吉凶に一喜一憂。次にじっくり読みたい項目はどこですか?

 「願事」から順番に読み始める人もいるでしょう。引っ越しを考えている人は「転居」かもしれません。人生の相棒になるかもしれない相手がいる人は、真っ先に「恋愛」と「縁談」をチェックするのかもしれません。

 大みそかから元日にかけて、一昨年大ヒットしたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(逃げ恥)が一挙、再放送されました。専業主婦の家事労働の対価が話題になりましたが、私が最も心に残った場面は別なところでした。

 それは、新垣結衣さんふんする主人公「みくり」が、実家で母親と2人きりのシーン。「その人を運命の人にするんだよ……」という母親のセリフです。

 理想の結婚相手はあくまでも理想。自分が完璧な人間ならともかく、相手にばかり理想を追い求めていたら、現実とのギャップにイライラするだけです。その人を“運命の人”にするには、相応な時間がかかります。二人で日々築いていくプロセスの中に、仕事や家事への関わり方もあるのです。

夫婦は“家庭”の共同経営者

 30代で社内結婚した銀行員A子さん(40歳)は義理の両親と同居中。2人の子どもを育てながら、元気に仕事も続けています。「大変じゃないの?」と尋ねたら、「不自由な暮らしの中、いかに楽しむかをいつも考えています」と、明るい笑顔で答えてくれました。

 家庭が円満でなければ、気になって仕事に集中できません。「夫が家事を手伝ってくれない」「義母や義父が子どもの教育に口出ししてウルサイ」などと、不満ばかり言っていては“楽しいわが家”になりません。

 夫婦は主従関係ではなく、共同経営者であるべき。二人がどんな家庭を運営していくのか、それは誰かと比べるものではありません。助け合いながら独自のライフスタイルを確立していくものです。義理の両親と仲良くするには? 子どもたちを楽しく育てるには? どうすれば、居心地のよい家にできるのか。その工夫や努力の過程を夫婦で一緒に面白がる、楽しむことが、その人にとっての幸せなのかもしれません。

結婚は視野を広げるチャンス

 何に幸せを感じるのか? お金、家庭、仕事など、人によってさまざまでしょう。そして、ライフイベントによって優先順位も変わっていきます。

 よく言われることですが、結婚は二人だけのものではありません。二人の家族、親戚、友人、生まれ育った土地の習慣など、いろいろな条件が一緒にくっついてきます。自分と違う考え方、価値観を持つ人たちの中で、時には面白くないことが起きるかもしれません。「面倒くさい!」なんて拒否しないで、何でも受け入れる広い視野を持ちましょう。そこは、うまくバランスをとり、折り合いをつけていきましょう。相棒と一緒にいかに人生を楽しむか! そこが大事。

 結婚は足かせでなく、ゼロからの輝かしいスタート!

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関下昌代
関下昌代(せきした・まさよ)
著作家・キャリアカウンセラー

 亜細亜大学非常勤講師。熊本市生まれ。高校卒業後、住友信託銀行に就職。以後、派遣、臨時職員でテレビ熊本、熊本県庁などで勤務した。1989年シティバンク銀行に転職。いくつかの業務部を経て、2001年人事本部人材開発課に異動。社員研修プログラムの企画、社内講師役を務める。2009年3月、立教大学大学院異文化コミュニケーション学修士号取得。同11月末シティバンク銀行を退職。2011年4月より大学でビジネスマナーやコミュニケーションの科目を担当。著書に「伸びる女の社内政治力」(さくら舎)、「伸びる女(ひと)と伸び悩む女の習慣」(明日香出版社)「伸びている女性がやっている感情整理の新ルール」(KADOKAWA)、「シティバンク人事部で私が学んだ一生使える「気づかいの基本」が身につく本」(大和出版)「仕事も人間関係もうまくいく!マナードリル」(総合法令出版)「反学歴の成功法則」(経済界)などがある。

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