「かわいい」より「かっこいい」を目指す 知的メイクのススメ
いよいよ秋! 季節が変わるとファッションもメイクも一新したくなります。とくに、これから年末にかけて、おしゃれも出会いも賑やかになる季節。大人の女性の魅力をアップする絶好のチャンスです。
この秋、AKIKOがあなたをより美しくするテクニックを教えます。
メイク編では、オフィス、アフターファイブ、パーティーシーンなど、シチュエーションに応じたテクニックをご紹介します。セイバイアキコでメイクアップレッスンの講師を務めるヘアメイクアーティスト・長田博文さんのアドバイスで、目指すのは「脱かわいい」メイク。知的でかっこいい大人の女性を演出します。
メイク前のスキンケアは必須
いつもキレイでいるためには、メイクだけでなく、ベースとなる肌のケアが大事です。とくに朝は保湿が重要。保湿効果の高いふき取り化粧水をオススメしています。

コットンに化粧水をたっぷり含ませて、保湿しながら夜つけたクリームなどを取り除きます。化粧水のあとは保湿クリームを塗って、さらに肌を潤しましょう。
<時短ベースメイク>
忙しい朝は、メイクにあまり時間がかけられません。そこで、下地や日焼け止めを兼ねたファンデーションなど、多機能コスメを積極的に使います。
(1)クッションファンデを活用しよう!
クッションファンデーションとは、スポンジ状のクッションにリキッドのファンデーションを染み込ませたもの。美容成分やUV成分も配合されているオールインワンアイテム。リキッドのカバー力とパウダーの手軽さを併せ持ち、トレンドのツヤ感のある肌に仕上がるのがポイントです。

スポンジにリキッドをとって、外側から塗りはじめて、内側(中央)に薄く伸ばしていきます。厚塗りと薄塗りの部分を意識的につくります。崩れにくい顔のフェースラインを厚めに塗ることで、UVケアになります。目の周り、額の中心、小鼻の周りのような顔の中心は薄くすることで、崩れを防ぎます。
スタンプを押すように、ポンポンとファンデーションを乗せていきます。このとき、スポンジで肌をこすらないように気をつけて。
(2)肌のツヤ感を消さない
粒子の細かいルースパウダー(ミネラル)を、まぶた、小鼻周り、フェースラインにブラシでポンポンとつけます。粉っぽく仕上げないように気をつけましょう。テカリは抑えても肌のつやは消さないことが大切です。
(3)仕上げはフェースラインをすっきり
小顔と立体感を演出するためにフェースラインをすっきり演出。しっとり感のあるライトブラウン系のシェイディングパウダーを、フェースラインに軽くのせます。肌の質感を残すよう気をつけて。
【今回のポイント】
「スキンケアはしっかり、ベースメイクは時短でさっぱり」。パサついた肌は女性を老けて見せてしまいます。ウルツヤ肌で1日を過ごしましょう。
※メイク編は4回の予定です。次回ご紹介するのは印象的な眉とチーク&リップメイクです。
撮影=高梨義之、モデル=風穴麻衣子(マロニエゲート)
【使用した化粧品】