イラつく上司への対処法 説教と自慢話が好きな上司

楽しく働くための社内政治力

写真はイメージです

 イラつく上司に日々ストレスを感じている人は多いはず。例えば、「説教と自慢話が長い」上司。部下の忙しさなどおかまいなしにクドクドと長いお説教が続くかと思えば、いつの間にか自分の自慢話が始まっている。上司だから無視はできないけれど、ムダな時間がもったいない。嫌な上司のアンケートをしたら、必ず上位にランクインするに違いありません。

 しかし、いくら嫌いだといっても、上司と部下の関係からは逃れられません。上司を不機嫌にさせず、自分もストレスをため込まないコツは、「上司に気持ちよく話をさせる」ことです。

「我慢」には意味がある

 「こっちは忙しいのに、また始まった!」と、ひと言ひと言にイラついていたら、顔にも態度にも出てしまいます。反抗的な感情が上司に伝わると、さらに説教が長引くことになりかねません。じっと我慢して上司の話を聞くことが結果的にあなたの将来にプラスになります。

 どうでもいい内容はスルーし、「この人から学べること」を見つけるのです。上司のコミュニケーションの取り方で、仕事の明暗は分かれます。意味のある「我慢」は、組織の中で生きるために必要なスキルの一つです。

自慢話から上司の価値観を知る

 上司は自慢話をして仕事ができる自分をアピールし、部下から「すごいですね!」と尊敬されたいのです。こういう上司には、「すごいですね!」と言ってあげましょう。気持ちよく話をさせてくれるあなたに好感を持ち、確実に説教は減ります。上司はあなたを評価する人です。上司に嫌われるより好かれた方が断然得です。

 また、自慢話から得られる情報には価値があります。上司がどんな性格で、どんな思考をする人なのか。上司のことをよく知る機会です。まずは相手をよく知って、対応策を考えればいいのです。

 自慢話には、上司世代ならではの時代背景や価値観が含まれています。例えば、バブル世代の上司とあなたの世代のギャップが、どこにあるのかを知るのも面白いものです。上司の話を積極的に面白がるのも、ストレスをためないコツです。

 9月の異動で環境や上司が変わる人もいるでしょう。新しい上司には、たくさんしゃべってもらいましょう。上司の人物像を早めにつかめば、対応もしやすくなります。
 
 上司から自分に有益な情報を引き出して、仕事に生かす!

関下昌代
関下昌代(せきした・まさよ)
著作家・キャリアカウンセラー

 亜細亜大学非常勤講師。熊本市生まれ。高校卒業後、住友信託銀行に就職。以後、派遣、臨時職員でテレビ熊本、熊本県庁などで勤務した。1989年シティバンク銀行に転職。いくつかの業務部を経て、2001年人事本部人材開発課に異動。社員研修プログラムの企画、社内講師役を務める。2009年3月、立教大学大学院異文化コミュニケーション学修士号取得。同11月末シティバンク銀行を退職。2011年4月より大学でビジネスマナーやコミュニケーションの科目を担当。著書に「伸びる女の社内政治力」(さくら舎)、「伸びる女(ひと)と伸び悩む女の習慣」(明日香出版社)「伸びている女性がやっている感情整理の新ルール」(KADOKAWA)、「シティバンク人事部で私が学んだ一生使える「気づかいの基本」が身につく本」(大和出版)「仕事も人間関係もうまくいく!マナードリル」(総合法令出版)「反学歴の成功法則」(経済界)などがある。

伸び悩む女の独りごと~異文化の交差点