罪悪感を手放そう! 今すぐ始める「使うため貯金」

幸せを引き寄せるマネー術

 旅行やバーゲンなどお金を使う機会が多い時期。入ってくるお金は変わらないのに、お金がどんどん出ていくばかりで不安に思う人もいるかもしれません。その不安や罪悪感は「使うため貯金」をすることで軽減できます。

支出の波はあって当たり前

 総務省が毎月発表する統計データを見ても、家計の消費支出には波があるのがわかります。年越し前や新生活の準備をする12月と3月の支出は突出して高く、2月、6月、9月の支出は少ない傾向にあります。7月や8月にも小さな山があり、消費支出は多めです。

 例えば、4月の新年度から心機一転、貯金を頑張ろうとちょっとずつめていたのに、最初に気持ちがゆるむピンチにさらされるのが7月、8月でしょう。

 同じ収入の中でやりくりしていたら、大きな出費に不安を覚えるのも無理はありませんね。支出の波をうまく乗り切るには、普段から「使うための貯金」を準備しておくのがオススメです。

「使うための貯金」と「将来のために使わない貯金」は分けて考える

 貯金というと将来のためにとっておくもの、使わないものというイメージがあるかもしれません。しかし、あえて使うための貯金を準備しておくことで、罪悪感なくお金を使うことができます。

 例えば、旅行費として、年に一度の旅行と帰省で年間12万円を使っているとします。その資金として、通常の貯金とは別に、毎月1万円を取り置いておきます。帰省や旅行の際に、そのお金を使えば、普段のやりくりや、将来のために確保したいと思っているお金にも手をつけずにすみます。

 使う予定があるお金を毎月の金額に分割して準備することで、負担感を軽減できるだけでなく、出費の予定を差し引いた金額でやりくりできるため、ヘルシーな家計も作りやすくなります。

 支出には波がありますが、会社勤務だと収入は一定のことも多いでしょう。その差を埋めるには、あらかじめ出費する分を月割りで貯金していく方法がオススメです。一気に5万円使ってドキドキする気持ちから解放されますよ。

風呂内亜矢
風呂内亜矢(ふろうち・あや)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者、宅 地建物取引士、住宅ローンアドバイザー

 26歳(独身)のとき、貯金80万円で自宅用マンションを衝動買いしたものの、物件価格以外にも費用がかかることを知り、 あわてて貯金とお金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し、賃料収入を得ている。 マンション購入をきっかけに転職したマンション販売会社では年間売上1位の実績を上げ、 2013年からはファイナンシャルプランナーとして独立。テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです』(祥伝社)、『デキる女は「抜け目」ない』(あさ出版)などがある。ツイッター:@furouchiaya、LINE@:@furouchi  

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