できる女性と呼ばせる3つの技 「働き方改革」は自分次第

楽しく働くための社内政治力

 毎日の仕事にうんざりしている方々へ申し上げます。

「おめでとうございます!」

 そのモヤモヤ感こそが、新たな刺激を求めて動き出せるチャンスが巡ってきた証拠です。

 慣れ親しんだ仕事は時間とともに誰もがうんざりしてくるもの。だけど、苦労をして身につけた仕事ほど手放したくないのも事実。つい、「この仕事は私のモノ! 誰にも渡さないわよ」となってしまいます。マスターした仕事は潔く後輩に明け渡し、あなたはワクワクする仕事に出会うための一歩を踏み出しましょう。

 できる女性は仕事の守備範囲が広いものです。野球でいえば、どんなボールが飛んできても余裕でアウトにできる、華麗なプレーがキラッと光る2塁手のようなもの。そんな、できる女性と呼ばれるためのポイントは、次の三つです。

(1)よろいを(ジョブ・プロテクション)を外せ!

 「私しか知らない」ことに酔い、仕事を独り占めするとろくなことはありません。これは外銀時代の同僚から学びました。ベテランの彼女が突然会社を休んだとき、私たち同僚はパニックに陥りました。彼女しか知らない仕事はフォローしたくてもできないのです。結果的にお客様に迷惑をかけ、チームの評判に傷がつきました。その仕事をマスターしたら、誰でもその仕事ができるようにする。仕事は「共有」し、誰かにパスを回しながら続けていくものです。

鎧を脱いで、軽やかに仕事しよう!

(2)ルーティン・ワークに時間制限をプラス

 あらかじめ期限の決まった仕事があります。いつも締め切りぎりぎりに、誰かにかされて提出している書類を1日早く出すようにする。そのためにはどんなアクションをしたらいいか? 隙間の細切れ時間を利用し必要な書類を着々と整えるとか。細目にデータを入力するとか。いろんな工夫があると思います。例えば、ためこむと面倒臭くなる経費精算。領収書を日付順に並べ、お気に入り柄のクリアファイルに入れておくなど、面倒臭さを少しでも軽くすべく、楽しい気分になる何かを取り入れると時間短縮につながり、結果的に無駄な残業時間を省くことに。

(3)他人の時間を優先

 上司にプロジェクトの進捗しんちょく状況をメールで報告するとき、どんな書類を送りますか? 詳細なデータがすべて入ったエクセルシートを送ると、上司は知りたい情報を見つけるのに時間がかかりイラっとする。親切心が裏目に出るパターンです。

 ここは、A4用紙1枚のサマリー(現状と課題)を付け、その証拠となるデータを添えるなど、相手に余計な時間をとらせないで要点を素早く伝える方法を考えます。そうすれば、課題の解決案について話せる時間の余裕も生まれます。プロジェクトメンバーとしての存在感を示せば、「次」の仕事につながるチャンスだって芽生えます。

 面白くない仕事をいかに面白がって取り組むか、それによって良い結果を残せば、面白い仕事に出会えるチャンスが着実に生まれます。

 仕事を面白くするのは他人ではなく、すべては自分次第!

関下昌代
関下昌代(せきした・まさよ)
著作家・キャリアカウンセラー

 亜細亜大学非常勤講師。熊本市生まれ。高校卒業後、住友信託銀行に就職。以後、派遣、臨時職員でテレビ熊本、熊本県庁などで勤務した。1989年シティバンク銀行に転職。いくつかの業務部を経て、2001年人事本部人材開発課に異動。社員研修プログラムの企画、社内講師役を務める。2009年3月、立教大学大学院異文化コミュニケーション学修士号取得。同11月末シティバンク銀行を退職。2011年4月より大学でビジネスマナーやコミュニケーションの科目を担当。著書に「伸びる女の社内政治力」(さくら舎)、「伸びる女(ひと)と伸び悩む女の習慣」(明日香出版社)「伸びている女性がやっている感情整理の新ルール」(KADOKAWA)、「シティバンク人事部で私が学んだ一生使える「気づかいの基本」が身につく本」(大和出版)「仕事も人間関係もうまくいく!マナードリル」(総合法令出版)「反学歴の成功法則」(経済界)などがある。

伸び悩む女の独りごと~異文化の交差点