預金よりプレミアム 用途限定の積み立てに注目!

幸せを引き寄せるマネー術

 百貨店での買い物や旅行など、お金を使う用途が決まっているなら、お得な積み立て商品があります。低金利の今、預金ではなしえないほどの高い利率相当額のプレミアムを享受できます。

デパート友の会では8.3%の上乗せ

 “百貨店積み立て”とも呼ばれる「友の会」は、特定の百貨店・デパートで毎月一定額を積み立てると、プレミアムを上乗せした金額の商品券などが受け取れるシステムです。

 たとえば、三越や伊勢丹などが運営する「エムアイ友の会」の場合、毎月1万円の積み立てを行うと、1年後、13万円利用できるプリペイドカードを受け取ることができます。トータル12万円しか支払っていないのですが、1か月分の積立額である1万円が上乗せされ、13万円分の買い物ができます。これは支払った金額の8.3%にあたるプレミアムがつく計算ですね。いつも買い物に行く百貨店やデパートが同じであれば、オススメな方法です。

 多くの百貨店で同様の友の会を運営していますが、5000円を6か月積み立てて、3万2000円分が受け取れる(2000円分上乗せ)コースや、金額の上乗せの代わりに観劇招待が受けられるものなどもあります。

 日本百貨店協会のサイトで各店の友の会の紹介もされています。

旅行積み立てや地域のプレミアム商品券も

 旅行資金をためるのであれば、JTBやエイチ・アイ・エスなどの旅行会社やANAやJALなどの航空会社が提供している旅行積み立て商品も選択肢になります。満期まで毎月支払うコースと一括払いコースなどがあり、入金した額にあらかじめ決められた、利回りに相当する「サービス額率」を加えて満期後に旅行券として受け取ることができます。

 たとえば、JTBの「たびたびバンク」定期積み立てプランでは、年利換算で1.75%分のサービス額が付け加えられます。JALの「JAL旅行積立」では、開始してから最初の1年間はサービス額率が3%と設定されています。

 一方、使用方法をさらに絞ってサービス額を高くしたプランもあります。ANAセールスは4月からハワイを目的地とする限定の積み立て商品をスタートしました。サービス額は年利換算3.8%と、利率もさらに高めになります。

 そのほか、自治体ごとに発行されている「プレミアム商品券」も要チェックです。払った額より多額の買い物ができるもので、2015年に話題になりましたので記憶に新しいかと思います。毎年独自に取り組んでいる自治体もあるので、お住まいの自治体が発行しているかどうか確認するのもいいですね。

 用途が限定される注意点はありますが、「いつ、いくら使うか」という計画を立ててお金を使う習慣の助けにもなります。

風呂内亜矢
風呂内亜矢(ふろうち・あや)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者、宅 地建物取引士、住宅ローンアドバイザー

 26歳(独身)のとき、貯金80万円で自宅用マンションを衝動買いしたものの、物件価格以外にも費用がかかることを知り、 あわてて貯金とお金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し、賃料収入を得ている。 マンション購入をきっかけに転職したマンション販売会社では年間売上1位の実績を上げ、 2013年からはファイナンシャルプランナーとして独立。テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです』(祥伝社)、『デキる女は「抜け目」ない』(あさ出版)などがある。ツイッター:@furouchiaya、LINE@:@furouchi  

http://www.furouchi.com/