メイクで顔に自信 働く女性が知っておくこと

脱かわいい 大人の作法

 話をするとき、ほとんどの人は相手の顔を見ます。健康状態、雰囲気、人格、感情など、“顔”から発信される情報はたくさんあります。相手の表情から緊張や高揚感、仕事のやる気まで読み取れることもあります。

 あなたは自分の“顔”に自信がありますか? もちろん、生まれ持った顔かたちは変えられません。でも、大人の女性はメイクで印象をコントロールすることができます。メイクは大切なコミュニケーションツールの一つでもあります。

 今回は、メイクの役割と大人メイクのポイントをお伝えします。

メイクはあなたの応援ツール

(1)一日のスタートはメイクで決まる

 朝、メイクをすると気分が引き締まって“仕事モード”に切り替わるという女性は多いと思います。メイクには気持ちの変化を起こさせる効果もあります。素顔が美しい女性もステキですが、働く女性にとってメイクは身だしなみの一つ。忙しいからと、ノーメイクはもってのほか。10分でもメイク時間を作ってください。

(2)メイクにもTPOや流行がある
 
 大事なプレゼンがある日は、きりっとした印象に。リラックスしたい日は、穏やかな雰囲気に。たくさん人に会うパーティーやイベントでは、華やかなイメージに。働く女性にふさわしいファッションがあるように、メイクにもTPOがあります。また、時代とともにメイクも変化します。流行に合わせてメイクを変えていくのも大切です。

(3)顔立ちを理解してメイクする

 自分の顔立ちを理解して、メイクできていますか? 顔立ちに逆らったメイクでは、あなたの魅力が引き立ちません。トレンドコスメを多用するより、メイクのテクニックを身に付けましょう。欠点をカバーしたり、個性を引き出したり、メイクはあなたをより魅力的にしてくれます。メイクは様々なコンプレックスから解放し、自信を持って人と接するための、あなたの応援ツールです。

大人メイクのポイントは「眉」

 女性のメイクで気になるのは、下地やファンデーションの厚塗りです。顔色がさえないとき、肌が荒れているとき、「隠したい」という意識が厚塗りを誘発します。下地、コントロールカラー、コンシーラー、ファンデーション、パウダーと、ベースメイクのアイテムはたくさんあります。でも、必要なのは隠すより見せること。厚塗りは表情を重くします。自分の肌に何がいちばん必要なのか見極めて、アイテム数は最小限にしましょう。

 眉は顔の中でいちばん変化を付けやすいパーツです。それだけに時代によって流行があります。細い流線形の眉、太くて野性的な眉、癒やし系のぼかした眉。様々な形がありますが、働く女性におすすめしたいのは、意志の感じられるきりっとした「眉」です。

 眉を描くときは、眉頭とアーチ、眉尻の3点に注意しましょう。眉頭はふっくらと、アーチはしっかり描きましょう。眉尻の位置は、小鼻から斜めに目尻にかけての延長線上です。眉は横からの角度も大事です。鏡を横からも合わせて形を整えてください。何度も試して、自分のベストバランスを見つけてください。

 チークや口紅は女性らしい品格を演出します。派手な赤やピンクではなく、肌色に合わせて。暖色系の肌にはオレンジやコーラルピンク、寒色系の肌にはローズピンクがおすすめです。

モデル・中津留真代

 メイクで自分と向き合う時間を作りましょう。メイクアップは「他人の目を意識する」ことであり、外に向けて心を開くことにもつながります。テクニックに自信がない人は、プロの手ほどきを受けたり、コスメショップでコツを聞いたりするのもいいでしょう。

清水彰子
清水彰子(しみず・あきこ)
マナー&キャリアコンサルタント

 トランスアジアオフィス TAO 代表取締役。放送業界で番組制作に携わった後、結婚。十数年を海外で過ごし、帰国後に社交マナーやコミュニケーションを中心に、企業研修のコンサルタントとして活躍。ジョン・ロバート・パワーズスクール東京校校長を経て、セイバイアキコを立ち上げる。ミス日本、ミスユニバースJAPANの教育・指導および審査員を担当。著書に「いちばん綺麗なあなたを見つける」(リヨン社)、「気品のコツ 品格ある女性のマナーブック」(海竜社)など。

SEI BY AKIKO