保険料など毎月継続して支払わなければならないお金がありますね。低金利の現在、銀行の預金利息を多く得るのは難しいですが、支払方法を変えるだけで、割引が受けられるのをご存じですか。うまくすれば、預金利息以上の効果が期待できますよ。
保険料は年払いで割引を受ける
生命保険や個人年金保険など、年払いに切り替えることで割引が受けられる保険商品があります。保険会社や商品によって割引率は様々ですが、3%前後の割引が多いようです。毎月5000円、合計年間6万円の保険料を支払っていたら、1800円ほどの割引を受けられる可能性があります。普通預金で年間1800円の利息を得るには、高額の預金残高が必要なことを考えれば、まとめて払ってしまう方がお得だということが分かります。
火災保険や地震保険などは、契約期間が長いほど割引率は高くなります。通勤定期券も1か月定期より半年定期の方がより割引になりますね。
意外なところではUR(都市再生機構)の家賃なども一時払い制度があります。1~10年の期間の中で、1年単位で家賃と共益費のまとめ払いをすることができます。割引率は支払う年度や期間によって異なりますが、0.25%程度の割引が受けられます。お住まいの家賃も同様の制度がないか、不動産会社に尋ねてみてもいいですね。
口座引き落としで割引もアップする可能性が!
NHKの受信料や国民年金保険料も、まとめ払いで割引が受けられます。さらに、NHK受信料は口座振替やクレジットカード支払いにすると割引率がアップしますし、国民年金は口座振替で割引率をさらに上げることができます。
例えばNHKの地上契約だと、受信料を1年分まとめて振り込みで払うと1万4545円(税込)ですが、口座振替やクレジットカード払いだと1万3990円となり、計555円安くなります。
一方、国民年金では1年分を前納することによって、現金だと3510円の割り引きですが、口座振替だと4150円の割引となり、さらに640円お得です。
電気、ガス、水道などの公共料金も、月ごとにコンビニで支払うより、口座振替にした方が月50円(税抜)の割引を受けられ、払い忘れや払いに行く手間も省けて便利です。
支払い方法を変えるだけで、自動的に節約することになる。賢い生活には不可欠ですね。クレジットカード払いとまとめ払いの割引併用不可などもあるので、よく確認して、自分に一番フィットする払い方を選びたいですね。