“たまる”女になる銀行サービスは?先取り貯金攻略法

幸せを引き寄せるマネー術

 お金をためるには我慢強さではなく、「仕組みと習慣作り」がポイントだと前回お伝えしました。まず考えるべきは、給与を使う前にためる「先取り貯金」です。では、どうすれば先取り貯金を攻略できるのでしょうか。

「定額自動入金」と「積立式定期」でためる

 主にネット銀行で提供しているサービスに「定額自動入金」があります。毎月一定金額を、他行の口座から、サービスを提供している銀行の口座に自動で入金するもの。メイン口座から振り込む手間がかからないだけでなく、サービスが手数料無料で利用できることが多く、取り分けたお金を管理しやすいことが魅力です。

 定額自動入金はソニー銀行、住信SBIネット銀行、じぶん銀行、大和ネクスト銀行などで提供されています。この銀行の口座を「貯金専用口座」として、給与振込口座から一定額入金するように設定すれば、まさに“先取りで”貯金ができるということですね。

 また、積立式定期預金もオススメです。普通口座から毎月一定額の積み立てをするのですが、そのつど定期預金として預け入れる形になります。こちらも貯金用として区別することになるため、お金を守りやすくなります。

給与天引きでコツコツためる

 お勤めの会社に制度があれば、給与やボーナスから天引きができる「財形貯蓄制度」を活用したいところです。給与として口座に振り込まれる前に貯金分のお金が差し引かれるため、先取り貯金を習慣づけるためにも適しています。

 財形貯蓄制度は、一般財形貯蓄、財形住宅貯蓄、財形年金貯蓄の3種類があり、それぞれ特色があります。

 用途が限定されているのが、マイホーム購入やリフォームのためのお金を積み立てる財形住宅貯蓄と老後の資金作りが目的の財形年金貯蓄です。一方、一般財形貯蓄は用途を問わず、いつでも引き出すことができます。

 財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄では、通常、利子から差し引かれる所得税が非課税になりますが、本来とは異なる用途でお金を引き出す場合、課税されます。

 このように銀行や、会社で提供されている仕組みを使い、自動的に先取り貯金ができるようにすると、貯蓄できる体質に徐々に近づくことができます。

風呂内亜矢
風呂内亜矢(ふろうち・あや)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者、宅 地建物取引士、住宅ローンアドバイザー

 26歳(独身)のとき、貯金80万円で自宅用マンションを衝動買いしたものの、物件価格以外にも費用がかかることを知り、 あわてて貯金とお金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し、賃料収入を得ている。 マンション購入をきっかけに転職したマンション販売会社では年間売上1位の実績を上げ、 2013年からはファイナンシャルプランナーとして独立。テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです』(祥伝社)、『デキる女は「抜け目」ない』(あさ出版)などがある。ツイッター:@furouchiaya、LINE@:@furouchi  

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