マネースキルはどうして必要?

幸せを引き寄せるマネー術

  働く女性がお金で苦労しないためにはどうしたらいい? ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんが人生をハッピーにするマネースキルを伝えます。

手持ちのお金で決まる人生の選択肢の幅

 お給料日が近くなると、無駄遣いしているつもりはないのに、財布の中身はすっからかん……こんな経験はありませんか? 「お金は大事」だと思っているのに、なぜかお金がたまらない。

  そんなあなたは、もしかすると、そもそも「貯金をする」「お金のことを学ぶ」必要性を感じられていないのかもしれません。

  お金と上手に付き合えるようになると、「人生の選択肢の幅」を広げられる可能性が高いのです。例えば、転職を考えるにしても、新しい生活を始めるにしても、あまりに元手がない状況だと、まずは目の前の生活費をまかなうことに心が奪われてしまいます。

  仕事を変える場合、半年や1年程度の生活費があれば、その間は落ち着いて次の仕事を選べるでしょう。毎月の生活費に20万円を使う人であれば、120万~240万円程度の貯金があると安心ですね。

  貯金やお金について学ぶことは、経済的な理由で自分にとって大切な判断を早まらないために必要なのです。

目先から将来のことへ、マネーセンスを磨くコツ

 そんな大切なお金との付き合い方ですが、難しさの1つに、先のことを考えづらいという側面があります。素敵すてきなアイテムを目の前にして「これを買うことは、将来必要とするお金の一部を使うことだ」とは、なかなか思いませんよね。

  厚生労働省の2015年簡易生命表によると、女性の4人に1人が95歳まで生きると推定されています。仮に、現在30歳の人が60歳まで30年間貯蓄をして、60歳から95歳までの35年間貯蓄を切り崩して生きることを想像すると……。今月、手元に入ったお金をすべて使い切ってしまうのは得策ではないことがわかります。

  少し先のことを考え、お金について学ぶことの意味を理解すると、お金との付き合い方はぐっと上手になります。次回以降は、より具体的にお金を有利に活用するための情報をお伝えしていきたいと思います。

風呂内亜矢
風呂内亜矢(ふろうち・あや)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)CFP®認定者、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー

 26歳(独身)のとき、貯金80万円で自宅用マンションを衝動買いしたものの、物件価格以外にも費用がかかることを知り、 あわてて貯金とお金の勉強を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し、賃料収入を得ている。 マンション購入をきっかけに転職したマンション販売会社では年間売上1位の実績を上げ、 2013年からはファイナンシャルプランナーとして独立。テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。 著書に『その節約はキケンです』(祥伝社)、『デキる女は「抜け目」ない』(あさ出版)などがある。ツイッター:@furouchiaya、LINE@:@furouchi  

http://www.furouchi.com/