東日本大震災から10年 女性店長が語る「マクドナルドで働くこと」

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日本マクドナルドでは、多くの女性が店長といった職場のリーダーとして活躍している。
3月8日の「国際女性デー」を前に、日本マクドナルドでRGMと呼ばれる店長を務める6人の女性が自身の働き方や生き方をテーマに語り合った。会場は、仙台市の日本マクドナルド286西多賀店。東日本大震災から10年が経ち、被災時の様子や店舗再開に向けた動き、地域とのかかわりや役割についても話が広がった。聞き手は、OTEKOMACHI・小坂佳子編集長。

自身のキャリアと人生のプランと向き合える場所

仙台286西多賀店での対談の様子。聞き手の小坂編集長は東京からリモートで参加。

小坂 女性店長が多くいらっしゃることに驚きました。みなさん、店長歴の長さは違いますが、マクドナルドで長いキャリアを持っていらっしゃいますね。ご自身のキャリアとプライベートを充実させるうえで工夫していることを教えてください。

市川 仕事内容でいうと、店長は一人ですが、私自身仕事とプライベートの両立ができるように、自分がいない時にも店舗運営ができるように部下に仕事の一部を任せたり、必要なトレーニングを積んでもらったりしています。昨年結婚し、主に週末が休暇の夫とは休日のパターンが違いますが、自分がいなくても仕事が回る体制ができているため、旅行など自分の希望に合わせて休暇を取得できています。

ザ・モール仙台長町店RGM市川亜友美さん

小坂 自分のキャリアプランと向き合うためには、どんな研修制度があるのですか。

菊地 マクドナルドではPDS(パフォーマンス・ディベロップメント・システム)という自分のキャリアプランを考えるプロセスがあります。短期、長期の仕事の目標を決めて自分の成長につなげていきます。その中で、「3年後に自分がどうありたいか」を考え、自問自答しました。これまで仕事とプライベートを全く切り離して考えていましたが、「プライベートも楽しいから仕事も頑張ることができる」と意識するようになり、プライベートにも良い影響が出ています。

小坂 上司との関係で活用した制度はありますか?

 一人ひとりにあったキャリアプランを決めるための面談があります。自分がどのように働きたいか、ライフステージや年齢に合ったキャリアプランを、上司とのコミュニケーションを通して考えることができます。面談で、自分の強みと弱みをより深く知ることができ、自分の成長につながると感じました。

小坂 アルバイトからスタートされていますが、社員や店長になる際に職場でどんな後押しがありましたか?

遠藤 高校時代からマクドナルドの店舗でアルバイトをはじめ、結婚、出産といったライフステージの変化もアルバイトをしている中で経験しました。当時の店長など、古くから知っている方々に、自分に合ったタイミングで、社員や店長に挑戦するようにお声がけをいただきました。その年は、息子がちょうど受験生で、「息子に『頑張れ』と言っているだけではなく、自分もがんばらなきゃ」と感じたタイミングで、挑戦を決めました。

大河原店RGM遠藤浩美さん

東日本大震災後、「温かい食べ物をお客様に届けることができた」

小坂 東日本大震災からちょうど10年が経ちます。被災後260店舗以上が営業休止されるなど大変な状況が続く中、店舗が地域の復興にも役立たれたそうですね。

阿部 2011年の東日本大震災時は、アルバイトとして働いていましたが、店舗が休業してしまい、仕事がなくなりました。その際、店長から「仕事がなくなったら困るよね」と声をかけてもらい、震災時の現地サポートチームで働かせていただくことになりました。その際にも「人を大事にするビジネス」を体感できました。また「マクドナルドだったら働き続けることができるかもしれない」と感じました。

山田鈎取ヨークタウン店RGM阿部有希子さん

菅井 震災時は海に近い店舗で働いていて、地震の揺れが収まった後、掃除をしていたら10分後に「津波がくる」と言われ避難しました。その後、自分が働いていた店舗が再開するまでの1か月余りの間は、実家近くの被害が少なかった店舗のサポートをしました。震災からちょうど1週間後に、限定メニューで営業を再開しましたが、グランドオープン(新規開店)したのかというくらい混んでいました。

イオンモール名取店RGM菅井美和さん

市川 私も自分が働いていた店舗は被災の影響が大きく、早い時期に営業再開していた店舗のサポートにまわりました。当時はコンビニエンスストアも営業再開していない状況でお客様に「温かいものを温かいまま出せる」うれしさがありました。

小坂 震災後、店舗が地域で大きな役割をはたされたということですね。

菊地 震災後、店舗は一面、油で汚れてしまいました。地域のお客さまも待ってくださっていて、早く再開したいという気持ちでみんなで掃除をしました。営業を再開した際には、お客さまから「早く開けてくれてありがとう」と感謝され、飲食店の仕事のやりがいも実感しました。

 震災時、母が仙台港で働いていて津波被害の心配がありましたが、連絡がとれた後、自転車で店に向かいました。電気は止まっていましたが、「できるところからしよう」と。再開した際、お客様の長い列ができた光景は今も覚えています。私も「温かいものをお届けできる幸せ」を感じました。

4号線白石店RGM森美乃里さん

小坂 みなさん、周囲のサポートで柔軟に働くことができ、今はご自身が店長としてサポートする側にまわっているのですね。最後に今後の抱負を聞かせてください。

阿部 私自身、子育てをしながら仕事をしています。2012年91日に入社しましたが、ちょうどその日に子どもの学校の文化祭があり相談したところ、「では2日から仕事しましょう」と言ってもらえるなど、子育てと仕事を両立しながら働くことができています。店長になり、今は「さらにいいお店にするにはどうしたらいいか。お客様やクルー(アルバイト従業員)の笑顔がたえないお店にするにはどうしたらいいか」を考えています。

森 アルバイトをしている時からマクドナルドが大好きです。会社というよりは家族のような存在だと思っています。チャンスがあれば、PDSなどさまざまなプロセスを活用して、自分ももっと成長して会社に貢献したいと考えています。

遠藤 上司や同僚と悩みなどいろんなことを共有できることが仕事のモチベーションになっています。子育ては一段落したので、ここから何か新しいことに挑戦していきたいです。

菊地 最初は店長を目指していませんでしたが、会社がレールを用意してくれて、今は自分のリーダーシップを向上させることを学んでいます。いろんな人に支えられているので、一緒に働いてくれる人たちをもっとサポートができるようにしたいです。

48号愛子ヨークタウン店RGM菊地梨沙さん

自身の仕事が店舗、地域の成長につながる

菅井 希望はしていませんでしたが、多くの上司に背中を押されて店長になって見える景色は違いました。今、「仕事は大変だけれども面白い」と感じています。自分の人生を楽しみながら仕事ができればいいと思っています。店舗の成長と自分の成長を重ねています。

市川 現在の店舗は、クルーの3分の1が外国人の方々で、一生懸命がんばってくれています。このほかチャレンジクルーと呼ばれる障がいのある方や60歳以上のプレミアムエイジの方も多く働いています。さまざまな方々が働きやすく、それぞれが得意な分野で活躍できるような環境を整えたいですね。

小坂 いろいろな方が働きやすいお店をつくり、地域に根差しながら発展していく。よいお店づくりがよい地域づくりにつながっていくのだなあと感じました。本日はありがとうございました。