「アメリカンスタイルの象徴」に秘められた究極のこだわり

華やかな32色で魅了するラルフ ローレンのポロシャツ

風を受けてもはためきにくい小さな襟に、リブ編みの袖口、前後で長さの異なる裾丈、そして左胸部分に刺しゅうされたポロプレーヤーロゴ……。ラルフ・ローレンが1972年に発表したポロシャツは、「ジーンズ」や「Tシャツ」と並ぶカジュアルウェアとして、世界中で愛用されてきました。そんなブランドのアイコンであるポロシャツの新しいコレクション「カラーショップ」が展開中。3月26日に発表された新色を含む計32色のカラフルなポロシャツが店頭を華やかに彩っています。流行に左右されず、世代を超えてアメリカンスタイルを象徴してきたファッションアイテムの歴史と魅力を紹介しましょう。

32色のキャンディーカラーがそろい、ポロシャツの色でさりげなく個性をアピールできる

素材に「コーマ綿」「真珠母貝」ロゴはステッチ982回!

駿馬(しゅんめ)を駆って行う団体球技のポロ。激しさと華やかさを併せ持つスポーツにインスピレーションを得ていたラルフ・ローレンは、1967年にファッションブランドを設立しました。ネクタイのデザインから始まったブランドは、瞬く間にアメリカを代表するグローバルブランドに成長。その過程でブランドの認知度を世界で一気に上げたのが72年に発表したポロシャツでした。

It was never about a shirt but a way of living. ラルフ・ローレンは自らデザインしたポロシャツについて、そう話しています。すなわち、ポロシャツというのは単なる服ではなく、イギリスを中心にポロ競技を楽しむ人たちの豊かなライフスタイルを反映させたものだということです。

服を着ることによって、その人をどのように変身させられるか――。そのことにラルフ・ローレンは心血を注いできました。そうした彼の思いは、ポロシャツの細部にも反映されています。例えば、72年の発表当初から24色という多色展開で、ファッションの多様化を先取りしました。また、吸湿性や肌触りに優れた鹿の子編みの生地には「コーマ綿」という高級な素材を使っています。この綿糸は特殊なコーム(クシ)で研ぐことで、短い毛がそぎ落されて長さが均一になり、表面が滑らかになります。しかも、洗濯などで縮むのを防ぐため、ウォッシュ加工を施す念の入れようです。

裾丈にも特徴があります。前が短く、後ろが長いのです。シャツをパンツに入れた時、前かがみになってもシャツの裾が出ないための工夫です。もちろん、裾を出してもカジュアルな装いが楽しめます。前合わせのボタンも光沢のある真珠母貝から作られています。よく見るとボタンのふちが丁寧に面取りされ、着脱をスムーズに行えます。そして、ポロプレーヤーのシグネチャーロゴ。常に982回の刺しステッチによって丁寧に作成されています。首回りや肩部分の縫製部分の縫い目といった消費者が気付きにくい部分もきれいに整え、それが結果として着心地の良さにつながり、美しいシルエットを表現してくれます。

子供から大人までポロシャツのサイズ展開は豊富で、家族でおそろいのコーディネートを楽しめる

「がん啓発」「環境リサイクル」など活動も多彩に進化

こうした細部へのこだわりが、他のブランドのポロシャツとの違いを際立たせ、時代を超えて幅広い世代に愛用されてきました。2017年にニューヨーク近代美術館で開かれた「Items: Is Fashion Modern?(アイテムズ:ファッションとはモダンなのか?)」というファッション関連の企画展では、アメリカのカジュアルウェアを象徴するアイコニックなアイテムとしてポロ ラルフ ローレンのポロシャツが展示されました。展示開催に合わせて深緑色のポロシャツもミュージアムショップなどで限定販売されました。

ラルフ ローレンのポロシャツはクラシックなデザインに安住することなく、シルエットやロゴの大きさを変えたものをリリースするなど、絶えず進化してきました。これまでも、同社が長年取り組んでいるがん啓発プロジェクト「ピンク・ポニー・キャンペーン」に合わせて、ポロプレーヤーのロゴをピンク色にしたり、環境に配慮してリサイクルされたペットボトルを原料にした糸を使った「アース・ポロ」を発売したり、実に多彩です。

「Z世代」も注目 春を呼ぶスタイリッシュなワードローブ

3月オープンの「ポロ ラルフ ローレン ルミネ新宿」は若い世代をターゲットにしたニューコンセプトストア

このような「ポロ ラルフ ローレンの今」を体感できる店舗が3月初め、東京都新宿区のルミネ新宿2にオープンしました。ターゲットにしているのが、1996~2012年に生まれたZ世代。この世代は、物心つくころからインターネットやSNSが普及していた生粋のデジタルネイティブ。ブランドの表面的なイメージに惑わされず、日常に根差した「リアルさ」を好む傾向があるそうです。

Z世代は年齢こそ若いものの、消費はむしろ堅実で、ラルフ ローレンが築いてきたブランドのエッセンスがストレートに伝わるような工夫をしています。実際、ブランドを象徴するポロプレーヤーロゴ、ポロベア、そしてアメリカの国旗などがあしらわれたアイテムがバリエーション豊富にそろい、ラルフ ローレンのスタイリッシュな世界に招き入れてくれます。春にふさわしいワードローブに迷ったら、ぜひ訪れてみてください。カラフルなポロシャツを含め、きっと新しい発見があるはずです。

(YOMIURI BRAND STUDIO Creative Editor/Writer 高橋直彦)

問い合わせ先
ラルフ ローレン お客様相談室: 0120-3274-20
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公式サイト https://www.ralphlauren.co.jp