読売新聞の女性向け掲示板「発言小町」が10月、20周年を迎えました。「発言小町」には1日に平均2000件もの投稿が寄せられます。内容は恋愛や結婚、子育て、親との関係、仕事や健康などバラエティー豊かです。
10月から、スマホでも見やすいデザインに刷新され、移動中や職場のランチタイムでも気軽に読めるようになります。さわやかな水色を基調に、すっきりした画面で、キャラクターのくらげっとも健在です。誰でも無料で利用できます。
また、20周年の記念として、近年の人気トピックをまとめた「何とか結婚できないものでしょうか」と「助けて! ママ友地獄…。」(廣済堂出版、税別1000円)が刊行されました。
「婚活」の切実な思いを凝縮
恋愛・婚活がテーマの「何とか結婚できないものでしょうか」は、婚活がうまくいかない、でもやっぱり結婚はしたい、そんな女性たちのホンネを集めました。
タイトルとなったトピは、「発言小町大賞2017」のベストトピ賞にも選ばれました。トピ主「ユーリー」さんは、美人で高収入で家事も得意。なのに、なぜか独身の47歳。「何とか結婚できないものか……」と白馬ならぬバイクに乗った王子様を待ち続けています。ユーリーさんのユーモアたっぷりのエピソードに、多くの読者が応援メッセージをレスしました。
このほか、猛烈な倹約ぶりに圧倒される「『私と結婚すればお金が貯まる』は婚活で有利ですか?」、結婚を先延ばしにする恋人に悩む「結婚するする詐欺?」など、話題のトピ6本をご紹介します。
「ポツンママ」「群れママ」…ママ友に悩む人たち
「助けて! ママ友地獄…。」は、ママ友の輪に入れない「ポツンママ」や、群れでしか行動できない「群れママ」など、ママ友との付き合いに翻弄されるママたちの本音が詰まっています。
タイトルとなったトピは、仲良しのママ友に絶縁されたトピ主「cocoa」さんの苦悩がつづられています。ほかのママ友にも冷たくされ、買い物にも行けなくなったcocoaさん。発言小町ユーザーから厳しくも温かいアドバイスが寄せられ、cocoaさんは批判も受け入れながら自分なりの答えを見つけます。
ほかにも、ママ友が豪邸に招待してくれないと憤慨するトピなど、計6本のトピが収められています。
もやもやとしたトピ主さんの悩みに、親身になって助言したり、時には厳しく意見したり、発言小町のユーザーは全力でレスを返してくれます。その中で答えを得るトピ主さんや、さらに迷走するトピ主さんも。不快に感じたトピ主さんを気づけば応援していたり、批判が集中したトピが心温まる内容に変化したり、どんでん返しも起こります。「うっそー」と驚き、「あるある」と共感し、「じんわり」と感動する。そんな発言小町ならではの楽しさが詰まった2冊です。
「何とか結婚できないものでしょうか」
大手小町編集部編/廣済堂出版/1000円(税抜き)
【内容】
トピ1●何とか結婚できないものでしょうか
トピ2●結婚するする詐欺?
トピ3●「私と結婚すればお金が貯まる」は婚活で有利ですか?
トピ4●婚活で身の程を知れと言われました
トピ5●もてない美人
トピ6●よし来た!結婚か!
「助けて! ママ友地獄…。」
大手小町編集部編/廣済堂出版/1000円(税抜き)
【内容】
トピ1●ママ友に幼稚園の送迎をやらせたい
トピ2●助けて! ママ友地獄…。
トピ3●大人げない! ママ友対応! わかっちゃいるけど、やめられない!
トピ4●愚痴 ポツンママさんからのクレーム
トピ5●腹立たしいです!
トピ6●駄 ママ友の旦那よく言った。