私は「女性には教育がいらない」という考えを持つ父のもとで育ち、働き始めてからも、女性であることを理由に差別を受けました。 世界では、女の子に生まれると、生まれてから幼少期、思春期を経て成人し、老年期に至るまで、生涯の様々な局面で困難とリスクに直面します。
特に途上国では、紛争、災害、格差、貧困といった要因によって、女性や少女の命や人間としての尊厳すら奪われてしまいます。例えば、いま世界では、1年に9000万人の女性が望まない妊娠に直面し、毎日800人の妊産婦が命を落としています。また、3人に1人の女性が身体的・社会的・性的暴力の被害を受けていると言われます。
国連人口基金では、子宮から墓場まで(womb to tomb) を合言葉に「全ての女性が性や子どもを産むことに関わるすべてにおいて、身体的にも精神的にも社会的にも健康であり、自分の身体に関することを女性自身で決められる、『選択できる』」世界を目指し、世界150か国以上で活動しています。
女性の健康を守り、女性の可能性を最大限に引き出す環境を作ることが、ジェンダーの平等につながります。そして、これが家族や地域社会の安定、ひいては国家の繁栄と世界平和の礎となると考えます。
日本では「○○べき」という暗黙のルールが多く存在します。一人一人が、既存の価値観に囚われず、すべての人が主体的な『選択』ができる社会を一緒に作っていきましょう!
Profile プロフィル
Keywords
関連キーワードから探す