車いすバドミントン世界女王・里見「今年は紗李奈の年」

パラリンピック+

車いすバドミントンの世界女王・里見紗李奈さん(21)が、2019年のパラスポーツ界で活躍した選手やチームをたたえる「第4回日本パラスポーツ賞」(読売新聞社主催)の新人賞に選ばれました。このほど行われた表彰式で、里見さんは受賞の喜びや東京パラリンピックへの意気込みを語りました。

トロフィーを受け取る里見さん(東京・千代田区で)

17年5月から本格的に競技を始めた里見さんは、19年8月の世界選手権シングルスで優勝しました。わずか2年半足らずで、世界女王に上りつめたシンデレラガールです。表彰式のステージで、トロフィーと表彰状を受け取った里見さんは「たくさんの方に支えてもらった結果です。東京パラリンピックで、みなさんにいい結果を報告できるように頑張りたい」と話しました。

表彰式後の取材には、正月に家族と過ごしたエピソードを披露。「今年は紗李奈の年だから」と乾杯の音頭をとったことも明かしました。

「いよいよパラリンピックの年になったが、まだ足りない部分がある。ファイナルゲームで負けてしまうことがあるので、もっと体力をつけていきたい」と語った里見さん。現在は、3月にスペインで開かれる「Spanish パラバドミントン国際大会 2020」に向けて、心肺機能の強化などに励んでいます。

大人っぽいイメージで仕上げたというネイル

21歳の女性らしく、おしゃれにも余念のない里見さんは、1か月に1回程度、ネイルのデザインを変えています。表彰式では、トロフィーを持つ指先が黒やブラウンを基調にした落ち着いた色合いにキラキラと光っていました。里見さんは「ネイルは競技中に爪を保護する意味もあります。今回は大人っぽいイメージで仕上げました」と笑顔を見せました。

東京パラリンピックに向けては、「大きく体をのけぞらせるのが私のプレースタイル。パラリンピックをきっかけに、パラバドミントンの試合を多くの人に見てもらい、楽しさを知ってもらいたい」と抱負を述べていました。

撮影に応じる受賞者ら

【日本パラスポーツ賞】
■大 賞    佐藤友祈(陸上)
■優秀賞 山口尚秀(知的障害者水泳)喜多美結(聴覚障害者テニス)
■新人賞 里見紗李奈(バドミントン)

【あわせて読みたい】
スポーツ義足体験で「心の壁」とは何かを知る
パラリンピックで、車いすでも尊重される社会に
「障害者をサポートしたい」その思い実践へ