コロナ禍のおうち時間を快適にするオススメ「清潔家電」

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コロナ禍で在宅時間が増え、家の中を清潔に保ちたいという意識が高まった人も多いでしょう。巣ごもり需要で白物家電の売れ行きが伸びましたが、中でも、生活環境を清潔に保つのに役立つ白物家電が人気を呼んでいます。生活者の目線から白物家電・美容家電に関する記事を執筆している家電ライターの田中真紀子さんに、注目の「清潔家電」の機能や使い勝手について聞きました。

田中真紀子さん

「レイコップGO」…UV除菌ができる掃除機

コロナ禍で、白物家電の需要が伸びています。日本電機工業会の調べによると、2020年度の白物家電の国内出荷額は、前年度比6.5%増の2兆6141億円に上りました。とりわけ、健康・清潔志向の高まりから、空気清浄機が同76.9%の大幅増。電気掃除機は同11.8%増、電気洗濯機は同5.2%増となっています。

田中さんによると、こうした中で、以前には消費者の意識があまり向かなかった家電の“除菌効果”に関心が高まっているそうです。

除菌機能付きふとんクリーナーで知られる「レイコップ」が今年3月に発売した「レイコップGO」は、UV(紫外線)除菌しながら掃除ができるポータブルクリーナー。テーブルの上の食べこぼしや、ソファ、床面などのゴミ、ホコリの除去はもちろん、目に見えない細菌やウイルスまで除菌と除去ができます。

890グラムと軽量なので持ち運びに最適(直販価格1万9800円・税込み/レイコップ)

「レイコップGO」は小型ながら、吸引力の強い「ブラシレスDC(直流)モーター」を搭載。ゴミやホコリを吸引しながら除菌します。UV除菌専用器としても使え、UVヘッドをカーテンや衣服に当てれば、吸引せずに、除菌とウイルス・ダニの除去が可能になります。

UVには強い除菌作用があり、最近はウイルスも除去すると話題になっています。田中さんも、以前からUV除菌機能の付いたアイテムを、靴の脱臭などに使っていました。レイコップGOの機能を知って、「これこそ欲しかったクリーナーだ」と感じたそうです。

「テーブルやソファの掃除、仕事用のデスク周りの除菌などに使っています。用途に合わせてパーツを組み替えられるのが便利。例えば、ゴミやホコリの吸引のみで使いたい場合は、UVヘッドを外せばOK。UVコネクターとUVヘッドで構成すれば、UV除菌専用器になります。専用器にすれば、520グラムと軽量でコンパクトになり、いつでもどこでも手軽に除菌できます」

UV照射のみの「UVオンリーモード」を搭載。パソコン、スマートフォンのUV除菌もできる

バッテリーの充電時間は、約3時間30分。UV除菌だけなら、バッテリーは180分持ちます。掃除機モードで28分。パワーモードにすると9分しか持たないので、注意が必要です。

「家族が集まるリビングルームの掃除から、旅先でのシーツや衣服のケアまで幅広く使えます。ウィズコロナの新しい生活習慣としてオススメしたい、ハンディー掃除機です」

「IGGI」…除菌しながらシワも伸ばせるスチーマー

外出先からの帰宅後、洋服にばい菌や花粉が付いていないかと気になりませんか。コートやスーツなどをこまめに洗濯するのは大変です。そんなときにオススメなのは、衣類をハンガーに掛けたまま使えるハンディースチーマー。シワを伸ばすだけでなく、除菌・脱臭もできて、衣類を清潔に保てる優れものです。

布製品に潜むウイルスや細菌を除菌(市場推定価格3万円前後/シロカ)

スイスの家電メーカー「Laurastar(ローラスター)」製の加圧式衣類用ハンディースチーマー「IGGI(イギー)」は、同社独自の技術「ドライマイクロファインスチーム(DMS)」によって、ウイルスや細菌を99.9%以上取り除き、花粉・ダニ由来アレルギー物質の除去効果、殺ダニ効果、脱臭効果を発揮します。

高圧の蒸気を噴射することで、衣類の繊維に入り込んだ細かな粒子が繊維の目を整え、しわを伸ばします。そのため、ウールやカシミヤ、シルク、レーヨンなどの生地のおしゃれ着も傷めません。

衣類だけでなく、ブランケットやクッション、アイロンしにくいカーテンにもオススメ

「衣類スチーマー自体はすでに多くの人が使っているものですが、加圧式はIGGIが業界初。通常のスチーマーは、蒸気が布に到達する前に温度が下がってしまいますが、IGGIは蒸気の勢いが強く、高温をキープします。そのため、除菌効果が高いんです。除菌をメインにして使うことをオススメします」

玄関に常備して、帰宅したら衣服を殺菌するという使い方がベストといいます。もちろん、その際シワも伸ばせます。

「townew」…自動でゴミ袋を梱包、手を汚さないゴミ箱

中国メーカー「拓牛智能科技(townew、トーニュー)」製のスマートゴミ箱「townew」は、人感センサーでフタを自動開閉するだけでなく、ゴミ袋の梱包こんぽうもしてくれるロボットみたいなゴミ箱です。

赤外線センサーの感知範囲に進入すると、0.3秒でフタが開き、ゴミを捨てて感知範囲外に出ると、3秒後にフタが閉まります。オープンモードにすれば、フタを開けたままにしておけます。ボタンを押すだけで、ゴミ袋の口を閉じて密封してくれ、梱包されたゴミ袋を取り出せば、新しいゴミ袋が自動でセットされます。捨てたゴミに触れずに済むので、衛生的にも安心です。

ゴミ箱からあふれそうなゴミも自動で収納してくれ、密封の技術で臭いや液体漏れもしません。充電式なので、どこにでも設置でき、1回の充電で約1か月半使用できます。

3.5キログラムのボディーに15.5リットルの大容量、全自動でストレスフリーなスマートゴミ箱(価格1万7980円・税込み/シナジートレーディング)※専用ゴミ袋を使用

「仕事部屋で愛用しています。1週間に1度くらいの頻度でゴミ袋を捨てますが、自動で梱包してくれるのが便利です。ボタンを押すと、ウィーンと音を立てながら、袋の口を圧着して閉じてくれるんです。ゴミ袋を取り出してフタを閉めると、次の袋がセットされます。一生懸命働いてくれるので、じっとながめていると、癒やされます(笑)」

ただし、センサーの感度が良くて、すぐにフタが開くので、人の出入りが多いリビングなどには向かないかも。あえて手を出さないとセンサーが感知しない場所か、出入り口から少し離れたところに置く方がいいそうです。

ゴミ袋は、専用カートリッジで交換します。田中さんが使っているのは、ゴミ袋25枚分がセットされたカートリッジで、1枚当たり26.5円。

専用ゴミ袋がセットされたカートリッジを替えるだけ

「ゴミを捨てる頻度(1週間に1度)と梱包の手間を考えると、コスト的にありだと思っています。“ゴミ袋を捨てるだけ”の手軽さと、手が汚れない安心感がオススメのポイントです」

いつもの家電に「清潔」と「安心」の要素をプラスした新アイテムを活用して、長くなった「おうち時間」をより快適に過ごしたいものです。

(読売新聞メディア局 後藤裕子)

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田中真紀子
田中真紀子(たなか・まきこ)
家電ライター

 最新家電情報をいち早くキャッチし、使用感やとり入れ方をウェブや雑誌、テレビなどメディアで紹介する。専門家として記事監修も多数。All About白物・美容家電ガイド。